「ポケモンGO」から道案内アプリまで AR技術が日常生活に溶け込む日

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 こうして身近な技術となっていったARだが、これから先、どのように進化し、どう社会に受容されていくのだろうか。最後に、ARの未来を予想していただいた。

「これまでのARデバイスはスマートフォンばかりでしたが、現在はメガネのように目にかけるARグラスが注目されています。開発自体はだいぶ前から行われていましたが、金額的に高価で性能的に使いにくく、バッテリーの持ちが悪いというデメリットがありました。しかし昨年あたりから徐々に、ウィークポイントが改善されたデバイスが出始めています。AR業界に携わる人たちは、今年から来年にかけて長時間目にかけていても疲れず日常的に使えるARグラスが、さまざまなメーカーから出てくるのではないかと予想しています。

 しゃべるだけで目の前に情報を表示してくれるARグラスの機能を利用すれば、たとえばその場で実際にユーザーの視覚に入っている街中の店舗情報を案内してくれる、といったこともできるようになります。また、地図を見ながら移動する際に危険な歩きスマホをしてしまうという人もいると思いますが、ARグラスに目的地を設定すればそこまでの道のりをナビゲーションしてくれるという機能が実装されれば、そのリスクも減らせるでしょう。

 近い将来、普段から身に付けるようなARデバイスが普及し、スマートフォンのように誰もが一つデバイスを携帯するような時代が到来するでしょう。ARは私たちの日常生活を上手にサポートする技術になっていくのではないでしょうか」(亀山氏)

 ARグラスは、SF映画のエージェントなどが装着しているサングラスのような、未来的な活用ができるということか。

 ――現実の世界をベースにしたARは、仮想的な世界を作り出すVRとは異なり、我々の生活に密着し、より快適にしてくれる技術のようだ。そう遠くない未来には、老いも若きもARデバイスを身に付け、AR技術が生活になくてはならない存在になっているかもしれない。

(文・取材=後藤拓也[A4studio])

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