社会

吉木りさ「お子さんの予定は?」年上男性たちのプレッシャーで傷、「3人産むよう伝えて」の余波がここにある

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 ここでは、「人々の価値観」はもとより、ひとりで生きていくことに不利なよう設計されている社会制度そのものへの批判を語っているのが重要だ。

 システム自体がそのようにつくられている現状では、自由な人生を送りたいと願っていても、諦めざるを得ない。

 多様な人生観を社会が認めるためには、まず、「夫婦揃って、子どももいる」という家族が前提として社会制度がデザインされている状況を変えていかなくてはならない。

 だが、社会制度のデザイン設計を変えようという意識が、政権与党にはまだ希薄なのかもしれない。自民党の桜田義孝前五輪相が少子化問題に関連し、パーティーの出席者に<結婚しなくていいという女の人が増えている。お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい>と発言して大炎上したばかりだ。

 嘆かわしいことに、これは自民党にとってごくごく普通の感覚でもあるのだろう。今年2月には麻生太郎副総理兼財務相が少子高齢化に関して<年を取ったやつが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それは間違い。子どもを産まなかったほうが問題なんだから>と発言して問題となったのも記憶に新しい。

 こういった状況を変えるには、発言力・影響力を持つ芸能人の告発を端緒に、市井の人々が声を上げ続けるしかない。

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