「蒼井優の素顔って?」「魔性の女じゃなかったのか?」失言飛び交う会見舞台裏

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蒼井優さんの考えた「本当の優しさ」とは

 アツが蒼井優ちゃんを初めてインタビューしたのは、宮藤官九郎さん脚本の2005年1月クールのドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS系)に出演していた時。まだ優ちゃんは19歳だったのに役柄が大酒飲みという設定で無謀だったんだけど、酔った演技がめちゃくちゃ上手だったの! 聞いてみたら「飲んでいるのはもちろん、お水ですよ~。酔う演技は全くの想像の世界なんですけど」と言っていて、のめり込み度の高い若き演技派女優の登場だなと感心したのを覚えているわ。

 その後は2008年、連続ドラマ初主演作の『おせん』や『Dr.倫太郎』、2017年10月クールの『先に生まれただけの僕』(いずれも日本テレビ系)等の取材で現場にも何度かお邪魔させていただいたんだけど、いつお会いしても&どんなに忙しい時にお話を聞くことになっても「人をふわりと包んでくれる優しい空気感を持つ」器のデカイ女優さんなのよ。ボキャブラリーも豊富で、取材の後はスタッフの誰もが「思わず好きになっちゃう」と声を揃えるような魅力溢れる女性なのよね。

 『タイガー&ドラゴン』の時はまさかその後に共演した岡田准一くんと噂になるとは夢にも思わなかったけど、現場では長瀬智也くんの豪快な笑い声を耳にして笑うまだあどけなかった優ちゃんの顔を思い出しちゃうし、『おせん』の時は連ドラ初主演で、内容も二転三転しながらの花粉飛び交う中での撮影でものすごく大変だったのに快く取材に応じてくれて。

 『Dr.倫太郎』の時は影のある妖艶な芸者さん役で着物姿も美しく、日本舞踊も完璧にこなして、主演の堺雅人さんや小日向文世さんたちに可愛がられていて、現場は和気あいあいで楽しかったっけ。『先に生まれただけの僕』では、主演の櫻井翔くんのハードスケジュールを気遣いながらガッツのある凛とした高校教師役を好演していた優ちゃん。その時も言っていたのは、彼女自身の“名前”について。

「両親から“優”という名をもらって。優しくて優れているという意味があるので、実は子供の頃からコンプレックスでした。30代になっての目標は『人に優しくありたい』ですね。これが永遠のテーマかな。人として成長したいし、役者としてももっと成長したい。でも演技の上手い下手って、何が基準になるのかな?  演技も結局は人間性だと思うから芝居に上手いとか下手ってないと思うんです。本当の優しさって何なのか?  毎日ちょっとずつ考えてます。私が優しくなれたら……連絡しますね。だからもう少し待ってて」

 ええ~~~~、なんて素敵な人なの!? たとえ社交辞令や取材用の言葉だったとしてもよ、こんなことを言われて好きにならない人がいるかしら?  可愛くて男前でサッパリしてる優ちゃんを、アツなんか大好きになっちゃったもの。

 会見で山ちゃんの事を「優しい」と話していたけど、優ちゃんの優しさもハンパないから、それ以上の山ちゃんの優しさって?  もうどんだけ優しいのよ~?  それこそ「本当の優しさ」を山ちゃんが持っていたのかしらね。きっと優しさと笑い溢れる素敵な家庭になるんだろうなぁ。

 俗に言う優ちゃんの「魔性の女」説に対しても山ちゃんは誤解だとキッパリ否定して、それを聞いて涙ぐんでいた優ちゃんが可愛いったらなかったしね。こんなに微笑ましい結婚会見は久しぶりだったから、こちらまで嬉しくなっちゃったわ。

 妬み嫉みで「ウラヤマシイ」と嘆く男性諸氏にはお悔やみ申し上げるけど、いろいろ嗅ぎ回ってきた記者たちも「掘っても掘ってもマイナス要因がない」と言ってたし、これはもう素直に祝うしかないんじゃない。いい?  「呪う」じゃなくてちゃんと「祝う」にしてよ。優ちゃん、山ちゃんご結婚おめでとうございます。愛に溢れた優しい家庭になると信じています。どうぞどうぞ末永くお幸せにね!

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