TSUTAYA止まらない閉店ラッシュ…CD・DVDレンタル業に明日はあるか

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CD・DVDレンタル事業は世界規模で淘汰されている

 しかし加谷氏いわく、レンタル業界の低迷は世界規模で、そのなかでも日本はやや特殊な状態にあるそうだ。

「実際、諸外国ではCD・DVDはほとんど消えてしまっています。先進国のなかで辛うじて生き残っているのは日本だけと言っても過言ではないでしょう。しかし、だからといってTSUTAYAは今後も大丈夫、というわけでは決してありません。というのも、日本は特定のアーティストやグループがCDに「握手券」などのオマケをつけることでファンに大量購入させるというビジネスモデルが発達し、CDが生き残っているという特殊な状態にあります。しかし、付加価値ほしさのファンはTUTAYAでレンタルをすることはありません。また、このビジネスモデルもいつまで続くか分からないため、いずれにしてもTSUTAYAの苦境は変わらないでしょう」(加谷氏)

 ちなみに、レンタルではなくCDの販売をメイン事業としている「タワーレコード」の今後は、どうなるのだろうか。

「日本のタワーレコードは、アメリカにあるタワーレコードの名義を借りてチェーン展開しているため、日本とアメリカのタワーレコードの経営母体は別の組織です。そして、アメリカのタワーレコードは2006年に経営破綻し、倒産しています。日本は別組織であったため現在でも生き残っていますが、転売を繰り返された後に現在はNTTがその権利を持っています。NTTという経営体力の強い親会社がついているためかろうじて運営は出来ていますが、基本的にはTSUTAYAと変わらず厳しい状態でしょう」(加谷氏)

 つまりTSUTAYAに限らず、そして日本だけにとどまらず、CD・DVDをメインに扱っている小売業は、いずれも音楽ダウンロードや動画配信サービスの波に飲み込まれつつあるようだ。

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