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マイリー・サイラス痴漢被害「セクシーな服を着たせい。自業自得」の声に反論 「私の自由を邪魔するな」

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ケイト・ブランシェット、エマ・ワトソンの主張

 思い出すのは、2017年に「InStyle Award 2017」でケイト・ブランシェットが行ったスピーチである。「ファッション」は異性を含めた誰かのためではなく、自分自身のためにするものだと語ったこの演説には多くの人が拍手喝采を送った。

<私にとって本当のスタイル・アイコンとは、誰にもわびることなく自分自身を貫いていて、人目を気にすることなく自分が信じるルックスと美しさを追求している人です>
<好きな服を、好きな時に、好きなように着られる女性だと思います>
<女性はセクシーに見えるのが好きです。でもそれは、あなたと寝たいという意味じゃない>

 同様のことを、エマ・ワトソンも語ったことがある。

 エマといえば、国連のUN Women親善大使に選ばれて、国連本部でフェミニズムに関するスピーチも行うなど、女性差別の問題に関して積極的に発言する女優として知られている。

 そんな彼女が「ヴァニティ・フェア」誌で胸部を露出した撮影をしたところ大炎上。「こんなハレンチな格好をするなんて、偽善フェミニストだ」といったバッシングが起きた。

 これに対し、エマ本人は「フェミニズムの本質を理解していない。わたしの胸がフェミニズムとどう関係するのかわからない」と反論している。

 実際、この論争に関しては、若い世代を中心に「フェミニズムというのは『自分自身の身体をどう表現するかを決める自由がある』ということのはず」「フェミニズムというのは『女性が自由に選ぶことができる』ということ。身体を見せようが隠そうが、その人の好きにすればいい」と、エマを支持する声があがった。

 本稿で上げたマイリー・サイラス、ケイト・ブランシェット、エマ・ワトソンらが主張する通り、ファッションは自分自身を鼓舞したり、生活に彩りを加える「表現」となる。ファッションを、誘惑や媚を売るためだけのものとして捉える人も、この世界には少なくない数いるようだが、私たちはファッションを堂々と楽しむ権利を持っているのだ。何も恥じることはない。

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