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川崎登戸殺傷事件の献花問題、悼む気持ちは尊いが…お供えものの「その後」は

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川崎登戸殺傷事件現場の献花(撮影:筆者)

 5月28日朝、神奈川県川崎市多摩区の登戸駅付近で発生した殺傷事件から10日が過ぎた。

 被害に遭った児童らが通う学園法人カリタス学園のカリタス小学校は、6月5日より登校を再開。事件現場近くのスクールバス停留所は使用せず、乗り場を変更する措置が取られている。

 保護者の男性と同校に通う女子児童、2人の命が奪われた事件現場では、訪れた人々からの献花が続いており、お菓子や飲み物なども手向けられている。献花台は設置されておらず、カリタス学園同窓会や自治体が、路上に広がらないよう花や供え物をまとめる、回収するなどの管理を行っているという。

 痛ましい事件や事故が起こるたび、現場には多くの人が訪れ、犠牲になった方々を悼み、冥福を祈る。4月の東池袋自動車暴走死傷事故、5月の大津の交差点で起きた自動車事故の現場にも、沢山の献花やお供え物が溢れた。

 一方で、献花やお供え物を手向ける場所の管理や清掃は誰がしているのか。その多くは自治体やボランティアだという。花はいずれ枯れるがビニール等のラッピングは土に還らず、食品は烏や野良猫が食い散らかす可能性もある。あっという間に荒れ果ててしまうことは想像に難くなく、管理には人手が必要だ。事件現場自体が住宅街などであれば、近隣住民にとっての負担にもなる。

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