前田敦子の「爆発」はワガママ・迷惑扱いされてきた…それでいいの?

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 そういった面を持つ前田に対して、 “ワガママ”“情緒不安定”“面倒くさい”など、いわゆる“困った人”という報道も多い。上述した『ホンマでっか!?TV』のトーク内容を受けて、<前田敦子はヤバい><勝地涼がかわいそう><離婚しそう>といった視聴者の感想、およびそれをもとにしたネットニュースが乱立した。

 しかし前田敦子を「情緒不安定で面倒くさくワガママな性格」と見立てるのも、なんだか違和感がある。『ホンマでっか!?TV』で彼女が話していた内容からは、周囲が彼女に振り回されて困っているという以上に、彼女自身が本当に困っているように思えたからだ。

面倒扱いされる人こそ「困っている」

 人よりも敏感だったり感受性が豊かだったりすることは、生まれ持った特性であることが、最近になってわかってきている。そうした特性を持つ子どもは「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」、大人は「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」と呼ばれる。

 HSC・HSPには、「深く考える」「雰囲気や人の感情に敏感」「共感力が高い」「過剰に刺激を受けやすい」といった傾向があり、5人に1人が該当するという調査結果もある。なお、HSC・HSPは“気質”であり病気ではない。つまり必要なのは治療や矯正ではなく、付き合う側である周囲が“知ること”だ。

 HSC・HSPの行動は、親や周囲の人に「困った子ども」「面倒な人」という印象を与えるかもしれない。けれども、その特徴ゆえに一番困っているのは本人だろう。周囲はワガママや甘えなどと冷たくあしらったり、厳しく接したりするのではなく、何より本人が困っていることを理解することが肝要だ。そうすることでコミュニケーションの摩擦が起きづらくなるかもしれない。

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