闇営業が芸人にとって「必要」な状態こそ改善すべきではないか 吉本興業に巣食う大問題

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多すぎる「食えない芸人」たちの存在

 吉本興業は推定6000人もの芸人を抱える。そのすべてをマネジメントするのは難しいというのが実状だろう。本業だけで食っていけず、アルバイトを掛け持ちする芸人のエピソードは鉄板だ。

 また、メディア仕事が増えたとしても、吉本はギャラの配分が「会社:芸人=9:1」と言われており、これも芸人たちの鉄板ネタ。一部スポーツ紙は、吉本の若手芸人たちにとって“闇営業”は貴重な収入源であったことを伝えている。

 吉本に限らず、どの芸能事務所も表向きは禁止しつつ暗黙する状態にあるといい、“闇営業”が横行するのは、業界や事務所の体質そのものに問題があるといえるだろう。

 7日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、カラテカ入江の解雇について取り上げた際には、吉本芸人のハリセンボン・近藤春菜が「吉本興業と芸人との間に契約書というのもがない」と明かしたうえで、「吉本芸人にも契約書を」と提言。同じく吉本の極楽とんぼ・加藤浩次も同調していた。

 吉本が今回のトラブルを深刻に受け止めるならば、古い慣習を改めて芸人と雇用契約を明確に結ぶことはもとより、ギャラ配分についても見直すべきだろう。でなければ、トラブルの原因となった入江ひとりを排除したところで、この問題が解決したとは言えない。

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