キャッシュレス決済、「おトク」「簡単」「安心」はどれ? ユーザー視点で識者が徹底比較!

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まだキャッシュレスには抵抗がある…“簡単&安心度”重視なら「交通系ICカード」

 しかし、そもそも現金主義者からすれば、後日引き落とされるクレカ支払いだと、その月にどれぐらいお金を使っているかわかりにくいという不安も“あるある”だ。限度額が決まっているとは言え、自制心が低いと湯水のように散財してしまう恐れもある。またクレカ払いは、一時的にせよ借金をしている状態でもあり、ネガティブなイメージで捉える人も。

 そんな、キャッシュレス決済に抵抗がある方や、ビギナーにおすすめなのが「Suica」「PASMO」「ICOCA」「TOICA」などでおなじみの「交通系ICカード」だ。

「通勤や通学の定期券としてSuicaやPASMOを使っている方は多いと思います。身近すぎて、“灯台下暗し”のようなキャッシュレス決済が『交通系ICカード』でしょう。あらかじめ現金をチャージしておき、そこから支払うという利用方法が主流です。残高もその都度、確認できるので、ビギナーの方にもわかりやすく、不安もなく使えるでしょう。『クレジットカード』のように日数がかかる審査も不要で、即日発行できるのも便利です。

 また、その利用範囲の広さも魅力でしょう。例えばSuicaなら、コンビニやスーパー、ショッピングモール、レストランなど、大抵のお店は網羅しています。逆に言えば、大手チェーン以外のカバー率は弱く、ビジネスパーソンがデートで利用するようなオシャレで高級なお店では、『交通系ICカード』は非対応なことが多いかもしれません。ですから、デートシーンなどでの安心度でいえば『クレジットカード』に軍配が上がりますね」(岩田氏)

 ちなみに、セブン&アイ系列による「nanaco」や、イオン系列による「WAON」などの「電子マネー」もチャージして支払うという使い方が主流ではあるが、利用できる加盟店の少なさがネックだ。キャッシュレス決済に抵抗感があるというビギナーには、まずは「交通系ICカード」でのデビューをおすすめしたい。

 では最後に、ユーザーの目的ごとにおすすめのキャッシュレス決済はどれか、まとめておこう。

 割引などに目がなく、安さが正義だという“金銭的おトク度”を求めるなら、「コード決済アプリ」。

 煩わしいことは考えなくてすむように“広範囲対応度”を重視するなら、「クレジットカード」。

 まだキャッシュレス決済に抵抗があるという方や、ビギナーには、“簡単&安心度”の「交通系ICカード」。

 自身のこだわりやライフスタイルに合わせて、どのキャッシュレス決済を活用するか、ぜひ検討してもらいたい。

(文=稲元大世、昌谷大介/A4studio)

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