Amazonプライム値上げで乗り換え検討?「動画配信サービス」徹底比較!

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外資系、国内資本、テレビ局運営がシェアの取り合い

 最後に取り上げるのは、テレビ局が運営する動画配信サービスである。

「昨年4月にスタートしたばかりの『Paravi』(パラビ、月額999円)はTBSやテレビ東京、WOWOWなどの6社が出資している、テレビ局中心の運営サービスです。これだけ複数のテレビ局が参画しているということで、やはり過去の国内ドラマのアーカイブは膨大ですね。

 また、“FOD”こと『フジテレビオンデマンド』(月額959円)は、映像でいうともちろん新旧のフジテレビ系作品に特化しているものの、マンガや雑誌といった電子書籍のラインナップも豊富です。これはAmazonプライムにも当てはまる話ですが、その会員特典のなかにどれくらい使いたいサービスがあるかというのも、プラットフォーム選びの決め手になってくるでしょう。

 日本に住んでいるユーザーが全員「日本のドラマが好き」というわけではないでしょうし、海外(アメリカ)ドラマ派や韓国ドラマ派の人もいます。各社とも客離れを防ぐための戦略は講じているはずですから、ユーザーが見たい作品というものは、どこのサービスもある程度は取りそろえていると思います。

 となると、そのサービスが自分にとって使いやすいかというユーザビリティーも重要です。例えば、過去の視聴ログから分析しドラマの主演俳優の関連作品を並べて表示してくれるようなところもありますので、無料体験も活用しながら、自分にマッチしたサービスをひとつやふたつ選んでいければ理想的なのではないでしょうか」(長谷川氏)

 なお、動画配信サービスのなかにはドラマや映画以外のジャンルを専門とするところもあり、スポーツならば「DAZN」(ダゾーン、一般会員は月額1890円/ドコモユーザーは月額1058円)が好例だ。自分が本当に興味のある映像コンテンツを取り扱っているところをメインで利用しつつ、Amazonプライムのような“複合サービス”には動画配信以外の特典目当てで登録しておき、気になる作品が配信されたときだけチェックする……という棲み分けもできるだろう。

 今回の値上げに憤慨しているAmazonプライムユーザーは、その作品ラインナップにどれだけ惹かれるものがあるか、今まで他のサービスをどれだけ使い倒せていたかを振り返り、この先の付き合い方を決めるといいのかもしれない。

(文=森井隆二郎/A4studio)

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