LGBT社員を積極採用するIKEAの工夫やアクサ生命社長の提言が話題『クローズアップ現代+』

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 これは非常に重要な提言だろう。社会には様々な人がいて、それぞれがまったく異なる背景をもちながら生活を送っている。そうである以上、まず会社のなかで多様性が担保されていなければ、多様なニーズをつかめるわけがない。

 社会の多様さについて学び、マジョリティではない様々なマイノリティの一人ひとりに敬意を払うことは、社会を前向きに進歩させていくための運動であると同時に、企業を利する取り組みでもあると言える。

 日本におけるLGBTの割合は全体の8.9%で、左利きの割合とだいたい同じだと言われている。LGBTキャリアアドバイザーの北川わかと氏は<『LGBTの人は皆さんの近くにいるんですよ』っていうことを知っていただく必要があるかなと思います>と訴える。

 マジョリティーの「普通」は、そうでない人たちが自分を押し殺すことで成り立ってきたものだ。この状況を変えるには、マジョリティーのほうが認識を改める必要がある。安渕氏はこのように語る。

<社会そのものがそもそも多様である。みんな違うんだと。そういった違いを受け入れて混ざることが当たり前になる社会をつくっていきたい。左利きの人が右利きの人と同じように混ざって誰も不思議に思わない、LGBTもそのようになっていってほしい。そのために変わらなくてはいけないのは多数派。91%、マジョリティーのほうが変わっていって当たり前に混ざっていく、そういったところを是非目指していきたいと思います>

 これを受けて番組MCを務める武田真一アナウンサーは<LGBTの人たちが生きやすくなるためには、これまで『関係ない』と思っていた人たちほど変わっていかなくてはいけない。強く思いました>と語った。

 これまで「関係ない」と思っていた人が認識を改め、<社会そのものがそもそも多様である>と認めることで、社会を大きく形を変える。これまでの慣習に固執し、変容する社会を恐れることはない。アクサ生命保険の考えと取り組みが証明しているように、マジョリティー側にとっても大きなメリットがもたらされるはずだからだ。

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