辻希美「電車で誰も席を譲ろうとしない」問題で議論勃発、譲り合いは「綺麗事」なのか?

【この記事のキーワード】

 多くの鉄道会社やバス会社では、車両の優先席付近に<おゆずりください。この席を必要としている人がいます>と掲示するなど、高齢者や赤ちゃん連れ、妊婦、怪我人や病人へのいたわりを啓発している。それでも席を譲ろうとしない健康な乗客がいるとして、しばしばネット上で不満やトラブル報告が盛り上がってもいる。

 しかしこの話題は大抵、若くて健康そうに見えても、体調不良や疲労などで席を譲る余裕がない場合もあれば、「座って下さい」と声を掛ける勇気がない人もおり、結局は個々人の事情を尊重しようという話に落ち着く。また、余裕があれば席を譲るという人も決して少なくはないだろう。

 一方で、席を譲られることを喜ばないと公言する人もいるから、このマナー問題は厄介でもある。たとえば俳優の笹野高史は2016年に出演したバラエティ番組で、「年齢は自分で決める!」「電車の中で僕に席を譲ったりしないで下さいね」と語っていた。とはいえ、善意を向けられて不愉快になられても困るだろう。座る必要がないなら丁重に断ればいいだけの話である。

 それにしても、電車やバスなどの公共交通機関で、高齢者や子連れ、妊婦、怪我や傷害などで体の不自由な人、ヘルプマークを付けている人などに、席を譲るべきか否か”は、そんなに難しい問題だろうか。前述したようにこの問いはネット上で定期的に議論になり、時にヒートアップするユーザーもいる。その時の自分に余裕があるなら譲るのがいいし、余裕がなければ無理をしなくてもいい。他人の状態は外見からはわからない部分もあるのだから、無闇に要求をしない。綺麗事でも正義でもなく、ごく簡単なことだと思うのだが……。

1 2

あなたにオススメ

「辻希美「電車で誰も席を譲ろうとしない」問題で議論勃発、譲り合いは「綺麗事」なのか?」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。