拳銃強奪事件、飯森裕次郎容疑者の父親や関テレの「謝罪」に違和感

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子の犯罪や逸脱行動に親が責任を問われるケースが多発

 2018年、タレントの大竹まことの長女が大麻取締法違反で逮捕された際、大竹は記者会見を開き「親の監督が不行き届きであったと思います」と謝罪した。このとき、評論家の荻上チキ氏はTwitterで「成人した娘の行いを『世間』などに謝罪する必要はない。『公人』だからといって説明義務はないし、むしろ家族責任の風潮を高めてしまうため不要。『〇〇の娘が逮捕』などと絡めて報じるメディアの方がおかしい」と述べていた。

 子の不祥事における親の謝罪は芸能界ではよくあることで、2016年に息子が強姦致傷容疑で逮捕された女優の高畑淳子は謝罪会見で涙を流し、三田佳子は次男が逮捕されるたびに謝罪に駆り出された。清水良太郎の逮捕時も、清水アキラのもとにマスコミが押しかけた。いずれも子が二世タレントであったがゆえとも言えるが、成人した子供の犯罪や逸脱行動について親が責任を問われるモデルケースは、あまりにも量産されすぎた。

 一般論として子は親の背中を見て育つというが、成人の問題行動の原因や責任を家族に求めるような社会は、その問題を何ら解決に導かず、むしろ本質を覆い隠してしまう。大きな事件が発生するたび、関係者の家族や親類宅に押し寄せて個人情報を収集しばらまくマスコミ取材のありかたもまた、再考の余地があるだろう。

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