バーミヤンの冷やし中華は間違いない!! 「餃子の王将」「日高屋」「福しん」食べ比べレポ

暮らし・美容 2019.06.23 16:05

【餃子の王将】まさかの4月発売…“夏を先取り”というレベルではない!?

 ラストは、直営店とフランチャイズ店を合わせて全国に700店舗以上を構える「餃子の王将」である。

 餃子の王将の「冷し中華」(680円、税抜)は今年、なんと4月18日という驚くべきタイミングに発売。6月限定で「よだれ鶏冷麺」(732円、税抜)というメニューも販売されており、こちらはこちらで興味をそそられたものの、今回は初志貫徹で(?)冷し中華をオーダーした。

餃子の王将「冷し中華」(680円、税抜)

 具材はチャーシュー、錦糸卵、カニカマ、キュウリ、トマト。これまで食べてきた3店舗に比べるとカニカマが少し新鮮だったくらいで、特に奇をてらった様子はない。

 北海道産の小麦粉を使用しているという麺には程よい歯ごたえがあり、醤油ベースのタレにはレモンの風味が効いていて爽やか。トマトは口内のリフレッシュにちょうどよく、一気に完食まで導いてくれる。筆者は塩分を恐れながらも、ついつい残り汁まで飲み干してしまったことをここに告白しよう。

 しかし、麺量の問題だろうか、食後に得られた満腹感は決して高くなかった。隣の席に座る男性サラリーマンも筆者と同じ冷し中華を食べていたのだが、「鶏の唐揚」(300円、税抜)を追加注文していたので、この1杯だけだと、イマイチお腹が膨れないのかもしれない。

 日高屋や福しんより洗練された味わいではあっても、そのコストパフォーマンスには「?」がついてしまったし、夏の間にもう一度リピートしたいかと問われたら、筆者の答えは「NO Thank You」である。

――これにて、4店舗の食べ比べが完了。筆者の独断と偏見に基づいてお気に入り順に並べると、次のようになった。

①バーミヤン「七彩の冷やし中華」(749円、税抜)
②福しん「冷やし中華」(590円、税込)
③日高屋「黒酢しょうゆ冷し麺」(530円、税込)
④餃子の王将「冷し中華」(680円、税抜)

 純粋においしい冷やし中華を食べたければ、バーミヤンに行けば間違いないはずだ。ただし、4店舗のなかでは最も高価である(ちなみに筆者は今回、22時以降に来店したため深夜料金10%が別途発生してしまった)。

 次点は福しん。緑色のクロレラ麺もそうだし、クラゲや蒸し鶏のような具材にも個性を感じて好印象だった。そして日高屋は安さが最大の取り柄であり、餃子の王将はもうちょっとボリュームを増やすか、値段を下げるかしてくれれば……といったところ。

 もっとも、これは4店舗全部に言えることだが、チェーン店ならではの安定したクオリティは、どこの冷やし中華にもしっかり保証されている。ぜひとも各店舗を食べ歩き、この夏の“推し麺”を見つけてみてはいかがだろうか。

(文=宮元大地/A4studio)

 

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