エアコンのメンテナンスは、“月一回の〇〇”と“使用後の〇〇”だけでOK!
では、エアコンを毎日フル稼働させるようになる頃は、どのようなメンテナンスを行えばいいのだろうか。重岡氏によれば、実はシーズン真っ盛りでもこまめなお手入れは不要だという。
「エアコンの使用状況によっても違うのですが、一カ月に一回程度、フィルターを外してササッと水洗いをするだけで、キレイな状態を保つことができます。
また、もし送風の機能があれば、出かける前や冷房を消す前に30分でも1時間でもいいので使用していただきたいです。タイマーをつけて1時間ほど送風すれば、エアコン内を乾燥させることができるので、カビを生えづらくさせる効果があります。
より本格的なメンテナンスとなると、専門業者に頼らなければなりません。ですが、“一カ月に一回のフィルター掃除”と“使用後の送風”の2つを習慣にするだけでも、エアコンを清潔に保つことができるのです」(重岡さん)
ちなみに、重岡さんによれば「一年に一回は、夏前に専門業者に依頼してクリーニングをすることをおススメします」とのことだ。
「冬に暖房として使用している場合は、内部が乾燥してカビが生えづらいのですが、湿気(しけ)た環境になる夏前には、内部に水分が溜まってカビが繁殖してしまうことが多いのです。夏が来る前に専門業者に清掃してもらい、カビを落として内部をキレイにすれば、一年中快適に使えるでしょう」(重岡さん)
面倒臭くて難しそうなエアコンのお手入れだが、“一カ月に一回のフィルター掃除”と“使用後の送風”だけならば、無理なく続けられそうだ。ただし、長年メンテナンスをしていなかったという場合は、専門業者の力を借りる必要もあるだろう。快適な夏を迎えるために、ぜひ今のうちからエアコンのメンテナンスを実践してみてほしい。
(文・取材=後藤拓也[A4studio])
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