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ABCマート、ビルケンサンダルの“パクリ”疑惑で契約終了 VANSのスニーカーは大丈夫?

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ABCマート(画像はWikipedia/mariemonより)

 独の靴ブランド「ビルケンシュトック」(BIRKENSTOCK)が、エービーシー・マート(ABCマート)、および関連会社のエービーシー・マート台湾との契約を終了、取引を即時停止したことが分かった。エービーシー・マートが展開するシューズブランド「ホーキンス」(HAWKINS)が、「ビルケンシュトック」のサンダルに酷似した商品を販売しており、長年の問題提起にも関わらず改善が見られなかったという。

 「FASHIONSNAP.COM」の記事によれば、ビルケンシュトック側は「エービーシー・マート側の対応が滞っており、消費者が混乱し、業界全体に深刻な損害を与える可能性があるとして取引終了に至った」としている。

 記事によれば、ビルケンシュトックは、エービーシー・マートが類似品を製造しているだけでなく、店頭で「ホーキンス」と「ビルケンシュトック」の商品を意図的に近接して並べて販売し、消費者を不適切に誘導していることを指摘。エービーシー・マートに対して「いかなる法的手段も辞さないと通達済み」としている。

 両社の商品を確認したところ、「ビルケンシュトック」の定番商品であるサンダル「ARIZONA」は定価11,340円(税込)。しかし、これによく似た「ホーキンス」の「COMO 2 HS40042 SM15 SL」は、定価4,309円(税込)で販売されている。このほかにも、「ビルケンシュトック」の「Rio」や「ZÜRICH」など数シリーズに酷似した商品が「ホーキンス」で販売されており、どれも価格はビルケンの半額程度だ。

 この件について、編集部がエービーシー・マートにコメントを求めたところ、担当者は「通達を受けたことは事実」と認めたうえで「今後の対応については先方(ビルケンシュトック)と協議のうえ決めていく」とのことだった。

ABCマートの自社ブランド、他にも“パクリ疑惑”指摘

 「ホーキンス」は1850年創業の英国の靴ブランドだが、1995年にABCマートが商標権を買収。以降は、エービーシー・マートが自社ブランドとして開発から製造、販売までを手掛けている。

 かねてより「ホーキンス」には、他ブランドのデザインに酷似した商品を売っているとして“パクリ疑惑”を指摘する声が相次いでいた。今回、問題が露見した「ビルケンシュトック」だけではなく、「ティンバーランド」(Timberland)や「レッドウィング」(RED WING)など海外の有名ブランドのデザインに酷似した商品が大量に販売されている。

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