『アラジン』実写版で改変されたジャスミンのキャラクター造形

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 そこで怒りを込めて歌い上げられるのが「スピーチレス〜心の声」という曲だ。

<ルールも言葉もみんな石に刻まれているみたい/何世紀も昔から変わらないの/「余計なことをするな 姿を見せてもいいが口は開くな」/そんな物語は今終わるのよ>
<私は黙らない/静かにさせることはできないのよ/口を塞ごうとしても震えたりしない/絶対に沈黙しないってわかってるの>(YouTube「DisneyMusicVEVO」チャンネルの動画「Naomi Scott – Speechless」に付された日本語訳より)

 こういったジャスミンの新しい人物造形についてナオミ・スコットはどう捉えているか。映画公式パンフレットにおいて彼女は、<私は新しい視点で現代的なジャスミンを演じたいと思っていました><彼女が最終的にどう声を上げ、一歩を踏み出すかというのがこの物語なんですよ><私がとても気に入っているのは、ディズニーが目的意識を持って、プリンセスやヒロインを強い女性キャラクターとして描いているところですね>と語っている。

 実写版『アラジン』は、非常に今日的なテーマを作品の主題のひとつとして描いた。もちろんアニメ版も素晴らしい作品だが、それとはまた大きく違った味わいのある映画として更新したことに敬意を表したい。

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