セブンイレブンの24時間営業はもう通用しない! フランチャイズビジネスの歪み

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もはや市場は24時間営業を求めていない 

 コンビニエンスストアはいつでも開いている利便性を求める生活者にとって欠かせないインフラであり、これが24時間営業の根拠ともなってきた。しかし、最近行われたある調査では、「24時間営業は必要?」という問いに、70%の人がNOと回答した。

 これだけで一概にはいえないが、利用者からみても24時間営業の必要性は感じられず、働く人たちの犠牲で成り立つ“利便性”に疑問を持つ人は多数派といえよう。

 そもそも、セブンイレブンのキャッチフレーズも「開いててよかった」から「近くて便利」に変わった。顧客層が若者から中高年にシフトしたことで、24時間営業の重要性が薄まり、身近でさまざまな商品やサービスを提供する利便性を訴える必要性を感じたためと思われる。

 しかし、24時間営業が社会問題化するなかで、各チェーンは一部見直しの動きを見せているものの、基本的には堅持する姿勢を崩していない。ポイント還元など売れ残り処分の軽減策の取り組みもスタートさせるが、効果が上がるかは不透明だ。

 コンビニエンスストアの常識である「24時間営業」は、現在の日本社会にフィットしなくなっている。これまで、社会変化に対応することでコンビニエンスストアは成長してきた。本部と加盟店が本当の意味で対等なパートナーシップの関係を構築し、互恵関係を築いていかなければ、未来は明るいものとはならないだろう。

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