関ジャニ∞横山裕は、実力派舞台俳優の道を着実に歩み始めている。「北齋漫畫(ほくさいまんが)」

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 時はめぐり、鉄蔵はすでに80歳すぎ。絵師として絶大な名声を手にしましたが、いい加減な生活は相変わらず。かつてのお直に生き写しの女性と遭遇し、彼女から新たな絵のインスピレーションを得ていきます。

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関ジャニ∞横山裕は、実力派舞台俳優の道を着実に歩み始めている。「北齋漫畫(ほくさいまんが)」の画像2 ウェジー 2019.03.07

 北斎はとにかく、傍若無人で傲慢。惹かれているお直を、伊勢からお金を引き出すネタとして差し出すことにもためらいはありませんが、絵の才能と情熱は人一倍。ちょいワルでありながら、まだ幼い娘と兄妹のようにじゃれる様子は、アイドルとしての横山を愛するファンにとってとても魅力的だったはず。

老け役にも臆さない

 ですが、役者・横山のガッツを強く印象づけられたのは、老齢になってからの北斎でした。かなり精巧な老けメイクにはげた白髪のカツラ姿、声もしっかり老人風に作っているのに、北斎の衰えない向上心を示すかのような覇気が感じられました。

 北斎は、お直そっくりの彼女のことを「お直」と呼び、借金をしても着飾らせ贅沢をさせます。新しい「お直」を見ているだけで男の本能がよみがえり、股間を押さえて「何年振りかでピーンと!」と叫ぶ場面は、コミカルでありつつも、思い切ったなぁという驚きがありました。

「お直」をモデルに、北斎は新しい春画に取り掛かります。それは、股間に大きな蛸、口には小さな蛸が吸い付いた海女が身もだえる「蛸と海女」。従来の春画の、いかにも粗暴な男にいたいけな女性が蹂躙される構図ではなく、女が蛸をおもちゃにしてみずから楽しむ風情を写し取るため、北斎は「お直」の着物をはだけてまたがり、その肌に本物の蛸を這わせます。「魔性の女の百面相さ」と目をギラつかせていたのは絵のことのはずだったのに、彼女の喘ぎ声を聞いているうちに「ちくしょう! 若さが欲しい!」と絶叫するのは、幾年月ぶりの勃起に股間を握る姿よりも、ずっとセクシャルでした。

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