嵐が不遇の時代を語った『SONGS』 全然売れず「俺ら見込みがないってことかな」

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KAT-TUNの躍進と『花より男子』

 番組内で語られることはなかったが、ジャニーズ事務所の後輩グループであるKAT-TUNのブレイクも、当時の嵐メンバーに大きなショックを与えていたかもしれない。

 KAT-TUNは2001年に結成。2005年にメンバーの亀梨和也と赤西仁がドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)に出演すると、グループの知名度はイッキに上がり、2006年にCDデビューするや否や、社会現象と呼べるほどの人気グループとなった。

 アイドル誌「ポポロ」(麻布台出版社)2006年1月発売号で、松本潤は弱音を吐いていた。

<ときどきすごくネガティブな思考になることがあるんだよ。周りにあるもの全部をネガティブに考えるというか、被害妄想的な考えに陥ることがあるの>

 伸び悩んでいた嵐がブレイクするきっかけとなったのが、松本潤が出演し2005年10月から放送された連続ドラマ『花より男子』(TBS系)。

<やっぱり、『花より男子』っていう作品にはすごく感謝してます。初めてドームやるとか、アジアやるとか、国立やるっていう時に、ライブの中でも楔?になるというか、肝になるところに自然と配置されている曲なんですよね>(松本潤)

 『花男』の大ヒットにより嵐の知名度も跳ね上がり、2008年には初のプライム時間帯での冠番組『ひみつの嵐ちゃん』(TBS系)の放送も開始した。

“売れる”ことへの戸惑い

 2006年のアジアツアー、2007年の東京ドームツアー、2009年の10周年記念ツアーと、嵐はどんどん勢いづいていくが、そのことにメンバーたちは戸惑いがあったようだ。

<怖かった。正直。なんか、嵐っていうものが、自分の中でですよ? 体感としてめちゃくちゃ大きくて、めちゃくちゃ離れていくんです。それまでずっと嵐の中にいた体感なんだけど、その時はどんどん前に行っちゃって、「あ、これやばい、置いていかれる」って思ったのを憶えている。正直苦しい部分もあった。仕事してる時とかは充実しているんだけど、終わって家帰ったりすると、なんか、感覚が全然違くて。不安>(相葉雅紀)

<街中で自分の顔がいっぱいあったりすると、理解できなかったですね。隠れたりしました。リンクしないんですよね、自分と。周りの思いだったり、仕事だったりが追いつかない自分でしたね>(大野智)

 「売れないこと」「売れること」どちらの葛藤も乗り越え「国民的アイドル」に成長した嵐だが、2020年いっぱいで嵐は一度幕を閉じることになる。2020年に向かってグループは多忙を極めているが、メンバーは現在、どのような心境でいるのだろうか。

<あっという間だったな、すごい一瞬のように終わったなっていうような1年半にしたいし、一旦閉じると決まったから店じまいに向かうみたいなことはやるつもり全くない。ゴールの瞬間まで汗だくになりながら走りたいなって思ってます。その姿をみんなに見てほしいし、そこを一緒に楽しんでもらえたらなと、今強く思いますね>(松本潤)

 嵐の活動休止まで残り1年半。ファンと共に全力で走りきって欲しい。

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