社会

TikTok「迷惑動画」が大ブーム 走る電車の連結部にしがみつく、警察官をおちょくる…顔出し動画で炎上

【この記事のキーワード】
TikTok「迷惑動画」が大ブーム 走る電車の連結部にしがみつく、警察官をおちょくる…顔出し動画で炎上の画像1

TikTok公式サイトより

 発車直前の電車のドアに顔や身体を挟む女子高生の動画がネット上で拡散され、炎上している。渦中の動画は、動画共有アプリ「TikTok」に投稿されたもので、閉まろうとする電車のドアに女子高生3人がわざと顔や足を挟み、無理やりこじ開ける様子が収められている。

 この動画がネット上で拡散されると、制服から高校名が割り出されるなど、個人を特定する動きが盛んとなり、騒動が広がっている。

 3日放送の『ビビット』(TBS系)では、渦中の動画を中心に、ネット上に拡散されている電車内での「迷惑動画」を取り上げた。たとえば、線路上に侵入して踊る動画、電車内のつり革に掴まって体操のような動きをする動画、ドアの開閉部に寝そべり客の乗降を妨害する動画……など。なかには、走る車両の連結部にしがみつきホームへ飛び降りるといった、命を危険にさらす動画もあった。いずれの動画も、迷惑行為を行っているのは中学生や高校生とみられる。

 番組では、このような動画の撮影には電車を遅延させるリスクがあり、威力業務妨害で多額の補償金を請求される可能性を指摘。JR東日本は「故意に鉄道を止めるなどの迷惑行為が確認されたら警察に相談し、損害賠償や告訴について検討していく」という。

 こうした「迷惑動画」の投稿が相次いでいることについて、番組MCの国分太一は「動画内には笑い声があったりする。近くにいる友達を笑わせようと思ったり、友達内のSNSに投稿しようと思ってる子も多いと思う」「それを真似て、より過激なものを撮ろうという風潮になっている」と、分析していた。

モラル欠いた動画投稿のリスク、理解を

 そもそも「TikTok」は、アプリ内に用意された音楽に合わせて口パクやダンスを行い、スマホカメラで15秒間のショートムービーを撮影するもの。アプリ上で簡単に加工や編集ができ、できあがった動画を投稿することで、友人や視聴者とのコミュニケーションを図るというSNSの側面もある。

 TikTok は2018年夏頃から中高生の間で爆発的なブームに。昨年の流行語大賞にもノミネートした。今年2月にMMD研究所発表した調査結果によれば、中学1年生女子の利用率はじつに53%にものぼり、ブームはなおも継続中だ。

 しかし一部のTikTokユーザーの中には、フォロワー数や「いいね!」の獲得を狙ってか、過激な撮影行為に走る例も見られる。そうした動画が話題を集めることで、よりエスカレートした撮影行為をはたらく別のユーザーが現れて、さらに「迷惑動画」が量産されていく……という悪循環が起こっているとみられる。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。