子どもにクーラーを使うと汗をかく機能が発達しないって本当? 小児科医が教える暑さ対策

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 ほかにも熱中症の際に注意が必要なのは、高齢者、激しい運動をする人、屋外で作業をする人、室内でも高温の環境で働く人、発熱や二日酔いなどなんらかの理由で脱水傾向にある人です。

熱中症、若くても健康過信せず少しの体調不良でも用心を

 連日の猛暑が続き、全国で熱中症による被害が相次いでいる。総務省消防庁の発表によると、今年7月9日~15日までの1週間に、熱中症で救急搬送された…

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子どもにクーラーを使うと汗をかく機能が発達しないって本当? 小児科医が教える暑さ対策の画像2 ウェジー 2018.07.20

 子どもにとってよかれと思ってのことだとしても、猛暑日に屋内にいるだけでは危険です。「汗をかかないと汗腺が発達しないから赤ちゃんにはクーラーを使わない」という人がいますが、医療機関でもクーラーを使っています。体調が悪い人や生まれたばかりの子は、快適な室温にする必要があるからです。日本小児科学会が監修するサイト、アプリの「こどもの救急」にも、熱中症の予防には「車内や屋内では適切なクーラーの使用をこころがける」と明記してあります。

室温は何度が適切?

 何度に設定したらいいかということをよく聞かれますが、運動をする際に注意するべき温度、ほぼ安全だといわれている温度は「熱中症予防のための指針」で目安があります。「日本スポーツ協会」のサイトにわかりやすい図があるので、参考にしてください。

 子どもが室内で遊ぶ、あるいは勉強をするなどのときには、決まったものがありません。ですから熱中症には室温だけでなく湿度や日差しも考慮して、過ごしやすい環境にしましょう。また、子どもといっても乳幼児と小中学生では体格が大きく違います。これは“私の職場でそうしている”という目安でしかありませんが、夏季は25~27度、湿度50~60%だと過ごしやすいでしょう。

 クーラーを使用した涼しい部屋にずっといると、「汗をかく力がなくなる」「汗腺が発達しない」という説も、よく見かけます

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