
Johnny’s netより
7月6日に放送された9時間半生放送の大型音楽番組『THE MUSIC DAY 時代』(日本テレビ系)。そこに登場したマリウス葉(Sexy Zone)のちょっとしたワンシーンがSNS上で話題となっている。
『THE MUSIC DAY 時代』でSexy Zoneは、「カラクリだらけのテンダネス」を歌いながらマジックを披露するという企画に挑戦。そのパフォーマンスに入る前に、Sexy Zoneのメンバーたちが人気マジシャンのメイガス氏による指導を受ける舞台裏の映像が流れたのだが、そこで一瞬だけ映るマリウス葉のTシャツには、こんな言葉がプリントされていた。
<lol patriarchy>
「lol」は「Laughing Out Loud」を略したスラングで、「patriarchy」は家父長制を意味する単語。意訳すると「家父長制とかちゃんちゃらおかしい」「家父長制とかウケるんですけど」的な意味合いだろうか。
このTシャツは「Teen Vogue」によるもので、公式サイトを通して25ドルで購入することができる。「Teen Vogue」にはこういったメッセージ性の強い商品が多く、なかには、男性たちに対して社会から押し付けられたマッチョイズムを捨て去るようメッセージを送る、<your fragile masculinity is showing>(あなたの繊細な男性性を見せてよ)とプリントされたキャップなども発売されている。
マリウスが<lol patriarchy>とプリントされたTシャツを着ていたのは、偶然、意味もわからず……ではないだろう。「SPUR」(集英社)2019年6月号のインタビュー記事において、<服を選ぶときに、ブランドが打ち出しているメッセージを気にするマリウス。ストレートに問題を訴えているTシャツなども好きでよく買っているという>と書かれていたからだ。
マリウス葉「“女子力”なんて古い!」
WEZZYでも何度か取り上げているが、マリウスといえば、「多様性」を重んじたリベラルな発言がたびたび話題になる。
たとえば、「Myojo」(集英社)2019年6月号の「お悩み相談」企画では、13歳の読者からの<友だちやクラスメイトから「女子力がない」と言われます>という相談に対して<女子力なんて古い! 男子も女子も関係なくありのまま生きて>と回答し、<なんかさ、そもそも“女子力”っていう表現が、もう古くない? 今はそういう時代じゃないと思う。男子も女子も関係ないんだから、“女子だからこうしなきゃ”とか気にしなくていいよ! ありのままの自分でいることがいちばん。自信を持って堂々と生きればいいし、もし誰かに何か言われても、「自分のことは自分がよく理解してるから」ってキッパリ返せたらステキだよね>とアドバイスした。
「女子力」などという言葉や概念に惑わされず、ありのままの自分を自分自身が尊重して生きることの大切さを説いたのだ。
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