
中居正広
ジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏の逝去により、ジャニーズタレントたちの動向に注目が集まっている。とりわけ中居正広の去就は気になるところだろう。これまでも中居がジャニーズ事務所を退所し、SMAPの元マネージャー・飯島三智氏率いる「新しい地図」と合流するという話はたびたび浮上。しかし中居はジャニー氏への恩義があるため事務所に留まっているという見方も強かった。
ジャニー氏が亡くなり、ジャニーズ事務所の次期社長にはジャニー氏の姪・藤島ジュリー景子氏が就任予定とされている。ジュリー氏はTOKIOや嵐、関ジャニ∞の育ての親だ。ジャニー氏の姉でジュリー氏の母であるメリー喜多川氏も、一線を退いたと言われてはいるものの、健在である。
中居正広がジャニー氏亡き後もジャニーズ事務所のタレントとして活動を続けるか否かは、メリー氏及びジュリー氏との関係次第だろう。そもそもメリー氏は、事務所にとって功労者だったはずのSMAPを快く思っておらず、冷たい態度を隠さなかった。またSMAP解散騒動を経て、中居とメリー氏との亀裂は深まったと見られている。当時の確執を振り返りたい。
メリー氏の公開パワハラによるSMAPマネ離脱
まず「週刊文春」2015年1月29日号(文藝春秋)は、ジャニーズ事務所内の“派閥争い”についてメリー喜多川氏に尋ねた記事を掲載。SMAPなどを育てたマネージャーの飯島三智氏とジュリー氏との二大派閥が火花を散らしているという業界内の噂を受けたものだったが、メリー氏は「派閥などない」と一蹴し、取材現場に飯島氏を呼び出した。
そして飯島氏の到着後、同誌記者が「SMAPと嵐の共演がないのは、派閥があるからでは?」と飯島氏に質問すると、メリー氏は「だって(共演しようにも)SMAPは踊れないじゃないですか」「踊れる子たちからみれば(SMAP)は踊れません」と断言。もしジュリー派と飯島派が派閥をつくり対立しているのだとすれば、「(飯島氏に対して)『SMAPを連れて行って今日から出て行ってもらう』と言うしかない」「どうぞ自分のところで別に(会社を)つくってくださいと言うだけ」とも言ってのけた。
この誌上公開パワハラが直接的な原因となったかは定かでないが、飯島氏はその後、ジャニーズ事務所を辞めている。