『ミュージックステーション』によるジャニーズ事務所への忖度が男性アイドル市場に残した傷

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 DA PUMPの件から時が経ち、ジャニーズ系とは若干畑違いのLDH所属グループであったり、東方神起やBIGBANGやBTSなどのK-POP男性アイドルは『ミュージックステーション』に出演している。

 番組のスタンスも変わりつつあるのかもしれないが、しかし一方で、超特急、BOYS AND MEN、Da-iCE、DISH//といった非ジャニーズ男性グループは、日本武道館クラスの大会場で単独ライブを開くことのできるほど人気があるのにも関わらず、いまだに同番組への出演がない。

ジャニーズ帝国のメディア支配に陰り

 今月17日には、独立した元SMAPのメンバー(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)を番組に出演させないよう、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけていた可能性があるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意をしていたと報道された。圧力が事実であれば、独占禁止法違反につながる可能性がある。

 ジャニーズ事務所がテレビ局にかけてきた“圧力”と、番組製作サイドが力のある芸能プロダクションに怯えて“忖度”する構図に対し、ついにメスが入ったのだ。

 ジャニーズ事務所が長年にわたって男性アイドルグループの市場を独占できた背景には、非ジャニーズ系への圧力が機能していたことがあったと考えられる。ひとつの事務所が市場を独占してきたということは、本来様々な表現の可能性があったはずの「男性アイドル」というフォーマットの“幅”が狭められてしまったということでもある。

 「圧力などない」のであれば、テレビ局側も「忖度」の必要などないはず。様々なプロダクションの男性アイドルがメディア上でスポットライトを浴びる機会が増え、活躍の場を広げられることを願う。

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