
「Getty Images」より
夏フェスのラインナップが続々発表されている。すでに全出演者を発表している夏フェスもあり、なかなかチケットが取れずに一喜一憂している音楽ファンも多いだろう。
夏フェスといえば、昔は熱心な音楽ファンだけに知られる存在だったが、最近は「ライブには行かないがフェスには行く」「アーティストは知らないがフェスには行きたい」というライトなファンも増えており、フェス側もそれに合わせてアーティストのラインナップを幅広く揃えるようになってきた。
中でも代表的なものが「ロックフェスへのアイドル参戦」で、ロックと縁の遠かったアイドルが大きなロックフェスのメインステージに立つことも珍しくなくなってきた。というわけで今回は、そんなロックフェスのアイドルにまつわる数字を見ていきたい。
アイドルの出演が一番多い夏フェスは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」
まずは4大夏フェスのうち、アイドルの出演数が多いのはどのフェスなのかを見てみよう。
4大夏フェスとは歴史・知名度・規模が特に大きい夏フェスのことで、一般的には「FUJI ROCK FESTIVAL」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「SUMMER SONIC」の4つを指すことが多い。
そしてこの4大フェス、さすがに規模が大きいだけのことはあって、歴代出演者はRISING SUN ROCKで2,000組ほど、特に出演数の多いFUJI ROCKでは4,000組ほどにものぼる。
今回はそのうち最も大きなメインステージと、2番目に大きいサブステージにアイドルがどれくらい出演しているのか、過去10年のデータをもとに計測してみた(なお、アイドルの定義はWikipedia上での分類を参照、SUMMER SONICは東京のみとする)

アイドルの出演が一番多い夏フェスは
結果を見ると、最も多かったのはROCK IN JAPAN FESTIVAL。メインステージ・サブステージともにほぼ毎年アイドルが出演しており、日本最大級の来場者数を誇るロックフェスならではのラインナップの幅広さがうかがえる。
また、2番目に多いのはSUMMER SONIC。こちらも昨年こそ来場者数をやや落としたものの、過去には25万人近い入場者数を誇ったこともある巨大フェスだ。
いずれも、大都市からのアクセスがよく、入場者数が多いフェスの方がアイドル出演が多い傾向にあるようである。
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