川崎登戸殺傷事件に対しても「犯人は悪くない」
たとえば、今年5月に発生した「川崎登戸殺傷事件」に対しても、犯人は川崎市に対する復讐として事件を起こしたのだから「犯人は悪くない」と解説していた。
<男は小学生を狙ったわけではない。これは川崎市に対する復讐>
<男は川崎市の福祉事務所に生活保護をもらいに行ったが、もらえなかった>
<今回は男を死に追い込んだ川崎市の福祉事務所の役員が悪い>
また先月、YouTuberのワタナベマホトが同居女性に暴行を加え逮捕されていたという「週刊文春デジタル」の報道に対しても、ワタナベを擁護。
<ワタナベマホトは感情的になって殴ったり蹴ったりしたわけではない。最終手段だった>
<ワタナはしてもない浮気を疑われた。彼女はその仕返しのために「交際をばらす」と脅した>
<ワタナベは土下座したり、高額なプレゼントを買うと言ったが彼女は受け入れなかった。
殴るしかないですよね>
そのほか、岐阜県の高校でのいじめ動画が拡散された件、滋賀県で園児の列に車が突っ込んだ事件、新宿のホスト殺人未遂事件などに対しても、何かと理由をつけて加害者を擁護している。動画のなかでには「今回の事件に対して思うことは……〇〇した人は悪くないっすね」というフレーズが決まり文句になっており、「加害者擁護」を“ネタ”にし、炎上を狙って稼ごうとしているのだろう。
「遠藤チャンネル」を支持する視聴者も少なからずおり、男性が本気で犯人をかばっているとは思っておらず「馬鹿らしくて面白い」といったコメントが多い。しかし、命が奪われたり被害者がいる事件をネタにし「犯人は悪くない」と擁護する動画は、あまりにもモラルを逸脱している。ましてや、事件の被害者や遺族からすれば、許せるものではないだろう。