吉本興業大崎会長は「岡本社長の会見、あれで良い」と認識か 吉本上層部と世間の温度差

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 5時間半に及ぶグダグダ会見での岡本社長は、記者からの質問に明瞭な答えを出せず、企業トップらしからぬ醜態を晒していた。

 そもそも反社会的勢力と吉本興業とのつながりをどのように断つかは、芸人用ホットラインの充実やコンプライアンス研修という対策で十分なのか。また吉本興業が株主であるテレビ局への“配慮”で、田村亮が希望した「謝罪会見」をしなかったという説明も、世間を納得させられるものではない。

 そのうえ岡本社長はこの問題を、芸人との「コミュニケーション不足」にすり替え、自身の配慮が足りなかったとして、宮迫博之と田村亮への“処分”を撤回するとまで明言。だが宮迫と田村が反社会的勢力と意図せずであっても交流を持ち、おまけに金銭を受け取ったことについて会社に虚偽の説明をしたことで、吉本興業に大きな損害を与えたことは事実だろう。それすら不問に付すかのような岡本社長の頓珍漢な受け答えは、闇営業騒動がここまで拡大したことの本質を社長自身がなんら理解していないことを示していた。結局、パワハラを責められたので、「芸人さん」に謝罪します……というポーズにしか見えない会見だったのだ。

 そんな記者会見を大崎会長が「失敗」と捉えず、「あれで良かった」と認識している。これでは、吉本興業という組織への信用性はますます失われていくだろう。内部の異常性が広く露呈したにもかかわらず、吉本興業はこれからもまるで何事もなかったかのように、大企業として振る舞っていくつもりなのだろうか。

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