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元SMAPへの「圧力」ジャニーズの巧妙な手口が明らかに

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SMAP

 元SMAPメンバーのTV出演に圧力を加えた疑いがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に「注意」をした問題。これまで“公然の秘密”となっていたジャニーズ事務所による圧力問題に対し、ついにメスが入れられる可能性が出てきたが、「週刊文春」(文藝春秋)2019年8月1日号にて、嵐のチーフマネージャーであった男性スタッフによる巧妙な圧力の実態が暴露された。

 記事によれば、テレビ局との交渉やキャスティングを担当する彼は、テレビ局に対して非常に強い力をもっており、その影響力は番組企画にも口を挟むほどであったという。

 「週刊文春」の取材に応えているテレビ局の幹部は、その男性スタッフから元SMAPメンバー3人のことを取り上げた番組や尺の長さをリストにしたデータを渡され、「なぜこうなったのですか?」と言われたと証言している。

 また、その幹部は、2018年3月まで放送していた香取慎吾出演の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)も同様の強請りを受けており、番組担当者は男性スタッフから「いつまで続けるつもり?」と言われたらしいとも語っている。

 今回、公取委からジャニーズ事務所へなされたのは、あくまで「注意」である。これは、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけていた明確な証拠は出てこなかったことを意味している。

 今回「週刊文春」で報じられたやり取りが事実であれば、「注意」にとどまったのも仕方がないのだろう。記事によれば、リストは持ち帰っているために証拠を残していないし、そもそも、男性スタッフは「番組を終わらせろ」といった発言はいっさいしていないからだ。

 しかし、リストを渡したり、「いつまで続けるつもり?」と声をかけるだけで、テレビ局は“忖度”を働かせたようだ。

 SMAP分裂後もしばらくは続いていた新しい地図メンバーの冠番組はだんだんと終了していき、今年3月に稲垣吾郎が出演する『ゴロウ・デラックス』(TBS系)の終了をもって、3人は地上波テレビから完全に姿を消した。

 ジャニーズ側による「声かけ」の効果は絶大だったわけだ。

ジャニーズ事務所の“圧力”は昨日今日の話ではない

 しかし、ジャニーズ事務所によるこういった手法は真新しいものではない。もっと言えば、これまでの蓄積があるからこそ、テレビ局はこれだけ敏感に“忖度”を働かせるようになったといえる。

 ジャニーズ事務所は、所属アイドルがもつ圧倒的なタレントパワーを背景に「人気グループの出演取りやめ」を脅し文句として、ライバルの他事務所所属男性アイドルグループを番組から外させたり、ワイドショーでジャニーズアイドルのスキャンダルを扱うのを止めさせているのではないか、という疑惑が根強い。

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