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ポイントではなく現金キャッシュバック 銀行のデビットカードは「使える」のか

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「Getty Images」より

 どんどん新サービスが登場するキャッシュレス。注目されているのはスマホ決済ですが、個人的には支払いにデビットカードを使うシーンが増えています。考えようによってはクレジットカードよりも使い勝手がいいのでは、といういくつかの理由があるからです。

 このところ、銀行によるデビットカード発行が増えています。それも、VISAやマスター、JCBなど国際ブランド付カードで、それらの加盟店でクレジットカード同様に使えるというのが売りなのです(対象外になる店舗あり)。これまで日本ではいまひとつ人気のなかったデビットカードですが、今後この流れは変わってくるかもしれません。

 そもそも銀行がデビットカードを推すのは、ATM維持にかかっている年間1兆とも2兆ともいわれるコストを下げたいため。キャッシュカードで現金を引き出すのではなく、口座からの即時引き落としになるデビットカードを使ってもらいたいのです。そのために、デビットカードを使った金額に応じてキャッシュバックやポイント付与といったおまけをつけています。

 ただ、その付与率は大手都市銀行で約0.2%程度と、クレジットカードの一般的な還元率0.5%と比べるとパッとしないよね、ということで、まだまだ主流にはなっていないといえるでしょう。

 しかし、デビットカードにはクレジットカードにはない利点があります。それを理解すると、実はかなり「使える」存在だとわかるのではないでしょうか。

(以下の文章で取り上げるデビットカードは国際ブランド付きデビットを指しています)

1 自分で利用限度額を変えられる

 デビットカードは、口座を持っている銀行が発行するものです。キャッシュカードと別カードを出すところもあれば、キャッシュカード一体型もあります。デビットカードで支払える上限金額は、ほぼ口座の残高イコールといってよいので、もし100万円あれば100万円まで支払いが可能です(各銀行の規約による)。クレジットカードでは100万円のショッピング枠がない人でも、残高さえあればデビットカードなら支払いが可能なのです。

 とはいえ、残高全額が使えてしまうのは怖いので、デビットカードには利用限度額が設定されています。大手銀行では初期設定が50万円になっていますが、0円から1万円単位で自由に変更できます。さらに1回、1日、ひと月というように細かい設定も可能。万が一、盗難や不正使用の被害に遭っても利用できる限度額を下げておけば被害を抑えることに役立つでしょう。

 ただし、裏を返せばきちんと限度額を下げておかないと被害に遭う可能性も。また、利用額の設定は、国内での利用・海外での利用の両方でできるので、海外ではまず使用しないと思うなら、そちらはゼロ円にしておいたほうが安心でしょう。

2 ショッピング枠を減らさずにすむ

 先にも書いたように、クレジットカードには利用できる限度額であるショッピング枠があります。定額利用のアプリや動画配信サービスなど、ネットを介したサービスが増えた現在、それらを利用する際にはクレジットカード払いが必須です。また、Amazonや楽天などネット通販でよく買い物をする人も支払いはほとんどがカード決済ではないでしょうか。

 消費増税を控え、家具や家電など高価な買い物を考えている人も多いでしょう。そのためにも、なるべくクレジットカードのショッピング枠を残しておきたいですよね。デビットカードはネット通販の決済や、スマホ決済アプリの紐づけ用カードにも利用できるので、これを使うことでクレジットカードのショッピング枠を残しておくことが可能になります。

 しかも、現金で買うのとは違い、デビットカードで買ったものはショッピング保険の対象になることが多いのです。購入したものが破損した、盗難にあったという時に補償があるのはありがたいこと。対象にならない商品や補償が適用される条件はありますが、覚えておきたいサービスです。

 なお、デビットカードを申し込む際、クレジットカードのような審査はありません。前項で述べたように、決済は口座残高の範囲からの即時引き落としなので、利用者本人の信用力は関係ないのです。この先クレジットカードでの高額な買い物や旅行費用の支払いを予定している人は、いざという時のためにデビットカードを作っておくべきでしょう。

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