ポイントではなく現金キャッシュバック 銀行のデビットカードは「使える」のか

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3 現金でのキャッシュバックがある

 これまでデビットカードが人気がなかった大きな理由は、還元率が低めであるからと先に書きました。年会費無料でも1%還元のクレジットカードを持てるのに、わざわざ0.2%程度では魅力を感じないというのもわかります。

 しかし、別のとらえ方もできます。クレジットカードの場合、還元されるのはポイントやマイルです。それを使う場合は、電子マネーや商品などに交換したり、ポイントのままで使えるサイトや店舗で使ったりと、一定の縛りがあります。しかし、現金でのキャッシュバックなら、特別な手続きは必要ありません。単純に、口座の残高にプラスされるだけですから。

 0.2%のキャッシュバックと考えると小さな数字ですが、銀行の普通預金金利は0.001%。金利と比べるとなんと200倍(笑)。むろん、預けたお金に対して付く利息と、使ったお金に対してのキャッシュバックは性質が違うので一律比較はできません。でも、ゼロ金利の今、数百円でも残高が増えるというのはうれしい気がします。

 なお、ネット銀行を中心に、1%近い還元率をうたうデビットもあります。ただし、一定額以上の預金残高やデビット支払いが必要だったり、投資商品の購入が条件だったり、それなりにハードルが高いもの。また、ハードルは低めなのに高還元率の銀行の場合は、現金ではなく各行が発行するポイントでの還元になる場合があります。ポイント還元がオトクなのか、わずかな額でも口座に現金が戻るのがオトクなのか。

 どちらがオトクかは意見が分かれるところでしょう。逆にいえば、何の縛りもなく、使い方も自由な現金をバックするということは、銀行側にはあまりうまみがない。だから、還元率も低い。そう考えると腑に落ちるのではないでしょうか。

 現在、ネット銀行は続々とキャッシュカードとの一体型デビットカードに切り替えています。先述したようにATMコスト削減のためにも銀行はデビットを使ってほしいわけですから、今後ますます還元率などのサービス競争になってくるでしょう。その特徴を知ったうえで、キャッシュレス時代のサブカードとして1枚作っておくのも悪くないと思います。

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