
吉本興業ホールディングス 岡本昭彦社長/写真:アフロ
引退したはずの島田紳助さんまで登場し、お家騒動と化した吉本興業の大問題。元はと言えば、大規模振り込め詐欺グループとカラテカ入江慎也さんが繋がってしまっていたことが発端だけれど、宮迫博之さんが「ギャラをもらっていない」と嘘をついたことでめちゃくちゃにこじれてしまいました。
ただ、「謝罪会見をさせてもらえない」と田村亮さんが泣きながら訴えたことで、吉本興業上層部の横暴な姿勢を糾弾する声が芸人さんたちから続々と上がったのは、吉本興業側が確かに「大企業」としてあるまじき問題を抱えているから。岡本昭彦社長の異常なグダグダ記者会見も「本当にこれが、政府や経済界とべったりつながる大企業の社長?」と世間を驚かせました。
そんな記者会見の舞台裏情報を、秘密のアツコちゃんはあちこちの記者たちから収集。視聴者には「わけのわからないおじさん」に見えたであろう岡本社長ですが、記者たちにとってはかねてより恐怖政治のイメージが強かったそうで……。
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皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!
ジャニー喜多川さんが亡くなられ、ジャニーズ事務所が大揺れに揺れていた矢先、今度は吉本興業に激震が走りました。
反社会的勢力の会合に出席し金銭を受け取った宮迫博之さんと田村亮さん。二人が非を認め、謝罪会見を行った席で露呈したのは、岡本昭彦社長の冷酷なパワハラの実態でした。芸能デスクは言います。
「今までジャニーズ事務所も多くの"ジャニーズタブー"を提示してきたけれど、僕らテレビ局始めマスコミもそんなものかと諦め、受け入れてきた。でも注意喚起ではあったけど、公正取引委員会が調査を行った事は事実。それだけでも一大事だったのに、今度はお笑い帝国・吉本の過酷な実態が所属芸人たちの口から明かされた。巨大な権力を持つ超大手の芸能事務所に立て続けにメスが入って、何かが大きく変わろうとしているんじゃないか。
芸能界に”働き方改革”なんて当てはまらないって事は重々承知してるけど、マスコミ含め、芸能界も変わっていかなくちゃいけないんだと思う。それに来年は『2020年東京オリンピック・パラリンピック』もあるし、両事務所ともオリンピック関連の仕事に関わっているわけだから、クリーンな日本の芸能界を一日も早く再建させないと。今のうちに出せる膿は全部出しきっておかないとダメ絶対」
”闇営業”に端を発した吉本興業の問題は、政界にも波及して閣僚からも苦言を呈される由々しき事態に。
男気ある兄貴分の加藤浩次さんは『スッキリ』(日本テレビ系)の中で声をあげたけれど、結果、何もかもスッキリしないまま問題山積みなのが現状。何だかモヤモヤしっぱなしだから、宮迫さん&亮さんの会見、そして岡本社長の会見に出席したスポーツ紙の記者さんやリポーターさんに話を聞いてみたの。