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虫刺されの痒み・蚊が媒介する病気から子供を守るためにできること

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 最近の日本での患者数は10人以下ですが、蚊の生息域が北上していることから、2016年4月以降、それまで定期接種でなかった北海道でも子どもに対してワクチンが定期接種になりました。

 デング熱は2013年と2014年に、日本国内で感染した例が報告され話題になりました。デングウイルスは東南アジア、南アジア、中南米、アフリカ、オーストラリアに多く生息しています。突然の高熱と激しい頭痛が特徴で、発症して3~4日経つと発疹が出てきます。激しい痛みがありますが、ほとんどが1週間程度でよくなります。一部の人がショックと出血傾向がひどくて亡くなることがあります。

海外旅行の前にはチェックを

 デング熱はワクチンがない病気なので、蚊に刺されないようにするしかありません。日本脳炎と同様に人から人に移ることはありませんが、デングウイルスを持った人を吸血した蚊が、ほかの人を刺すことで移る危険性があります。

「狂犬病」発症後の死亡率はほぼ100% 発生地域への渡航の際は予防接種を

 今年5月6日、ノルウェー人女性ビルギッタ・カレスタッドさんが「狂犬病」で亡くなった。享年24歳。ノルウェーで狂犬病の発病が確認されたのは1815年以来…

ウェジー 2019.05.21

 黄熱、マラリア、ジカ熱も蚊が媒介する感染症です。

 夏休みなので海外旅行に行く場合もあるでしょう。黄熱はワクチンがあり、子どもでも生後9カ月から受けることができます。一般的な医療機関にはおいていないワクチンなので、中南米やアフリカに渡航する場合は検疫所やトラベルワクチンを扱っている医療機関に問い合わせてみるか、厚生労働省のサイトで確認してみましょう 。

 マラリア、ジカ熱は現状ではやはり蚊に刺されないようにするしかないので、虫よけを使う、目の詰まった生地で、袖・裾の長い服を着るなどしましょう。

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