ローソンの“スゴい戦略” コンビニ業界3位ながら独自路線で成長中

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 ローソンはチャレンジ精神溢れる取り組みを続けているようだが、コンビニ業界全体に今後求められることは?

「これまでは、“みんなと同じが好き”という日本人の国民性を活かした戦略が当たっていましたが、人手不足問題があったり、若い世代では趣味趣向の多様化が進んでいたりと、時代は変わってきています。ですから、“みんなと同じが好き”という従来の国民性のニーズにも応えつつ、新しい時代の感性にハマる商品開発やキャンペーン展開をしていく必要があり、運営側には繊細なバランス感覚が求められているのです。

 私見ですが……例えば地方では今後、深夜1時~4時までの3時間を閉店する“21時間型コンビニ”や、都心では深夜帯にスタッフを常駐させない“深夜無人型コンビニ”といった形態が主流になっていくと考えています。現在、コンビニ各社がセルフレジ導入に向けて準備を進めていますが、ローソンはとくに試験的な取り組みがしやすい『イノベーションセンター』を有しているのが有利ですね。実際、ローソンはセルフレジの早期全店導入と、深夜の無人化を実現させるために、すでに具体的な取り組みを進めています」(田矢氏)

 ちなみに、ローソンの今後について田矢氏は、「一般的な商品ラインナップの店舗と、地域型の商品を推した店舗の比率を、7:3ぐらいの割合にしていくのではないでしょうか」と分析する。

 飽和状態となったコンビニ業界。これからは“多様性”が求められると予想されるが、ローソンにはその多様化したニーズに素早く適応することが期待されている。現在は業界3位に甘んじているが、令和時代のコンビニ業界の覇権を握るのはローソンなのかもしれない。

(文・取材=TND幽介[A4studio])

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