浜崎あゆみ“暴露本”には何が書かれているか あゆの歌詞はエイベックス松浦勝人代表へのラブレター?

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 途方に暮れた浜崎は、あるアイデアを思いつく。

<何も書けない。一行も書くことができない。何日も白いままのノートをにらみ、考えては空を仰いだ。すると、遠くから専務(引用者注:松浦氏のこと)の声が聞こえてくる。
 ──思ったことを書けばいいんだよ。
 作りものの言葉は浮かんでは消えてしまう。自分の中にある想いをそのまま文字にする以外、なかった。
 私自身のことを書こう。そして、本当の私を専務に知ってもらおう。専務に手紙を書こう>

浜崎あゆみの歌詞は松浦勝人氏へのラブレター

 こうして書いた歌詞は松浦氏から高い評価を受け、浜崎の楽曲は彼女自身の作詞で行くことが決まる。

 浜崎のノートにはたくさんの歌詞が書かれていくのだが、それは、ファン・リスナーに向けて書かれたものであると同時に、松浦氏個人に向けて書かれたものでもあった。

<人生に無我夢中になれることを捨てた私。
 その私は、私をそうしてくれた人のことを四六時中思うようになっていた。
 頭に思い浮かぶ語彙のすべては、その人への想いの偽りのない反映だ。私の中にこんな言葉があるのか、と自分でも驚きながら、ノートに書いた文章は、つまりラブレターだった>

 『M 愛すべき人がいて』には、「poker face」「YOU」「Trust」「FOR MY DEAR…」「Depend on you」「Whatever」「TO BE」「appears」「vogue」「Far Away」「A Song for XX」「SEASONS」「M」……といった、浜崎の往年のヒット曲の歌詞が引用されているが、本を読むとその楽曲が書かれた時期に浜崎と松浦氏がどんな関係にあったのか、そして、二人の関係がどれくらい歌詞に反映されているかがわかるようになっている。

 たとえば、<迷ったりもしたそばにいることを/誰かキズついてしまう気がしてた>と歌われる「Trust」には、二人が恋仲になる直前、松浦氏が離婚した時期のことが反映されている。

 また、<輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう/はばたきだした 彼達を誰に止める権利があったのだろう><背中押す瞬間に/忘れないでいて/この夏こそはと/交わした約束を>との歌詞がある1999年の大ヒット曲「Boys & Girls」は、リリースする楽曲どれもが大ヒットを記録する二人の勢いと、その一方で、仕事へのプレッシャーは募り、プライベートの時間もなくなり、「夏に海に行こう」という約束すら果たせなくなっていく状況を歌っている。

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