社会

甲子園出場高校の野球部が過剰に期待する「トイレ掃除」による選手の精神的成長

【この記事のキーワード】
【完成】甲子園出場高校の野球部が過剰に期待する「トイレ掃除」による選手の精神的成長の画像1

「Getty Images」より

 2019年夏の甲子園(第101回全国高等学校野球選手権大会)が8月6日に開幕した。6月下旬から7月にかけて行われた各都道府県の地方大会を勝ち抜いた、代表校49校が出場する。

 地方大会を含め、毎年この時期になると世間の「高校野球」への関心が一気に高まる。各スポーツ紙はこぞって全国の高校の野球部について取り上げるが、時折目にするのが「トイレ掃除」を日課にし、選手の「精神面での成長」を謳うチームだ。

トイレ掃除に励む高校野球チーム

 たとえば、甲子園への出場経験があり、今年の北北海道大会で準優勝したクラーク記念国際高等学校野球部。7月19日の「スポーツ報知」によると、<全寮制で毎年担当が替わる早朝6時30分からの寮掃除>があるという。記事では、自らトイレ掃除担当を志願し「今年はウンを拾っている気がする」と語る3年の主力選手について、<トイレを清らかな心で掃除することで走者を一掃する好循環も引き寄せた>と、評している。

 「スポーツ報知」は16日にも、過去にはプロ野球選手も輩出している山梨県立都留(つつる)高等学校野球部の「トイレ掃除」を記事にしている。タイトルは「歴代エースはトイレ磨きで人間性磨き…都留が67年ぶり夏の甲子園目指す」。<歴代のエースは、約10年前からトイレ掃除が慣例>だといい、<背番号1は毎朝チームのグループLINEに、きれいにした部室近くのトイレの“証拠写真”をアップ>するという徹底ぶりだ。

 プロ野球選手を多数輩出している茨城県立水戸商業高校野球部も「験担ぎのトイレ掃除」が行われていると、「日刊スポーツ」が伝えている。

 このように、トイレ掃除にこだわるチームは珍しくない。主将やエース、最上級生が鍛錬としてトイレ掃除を行う「伝統」があったり、ゲン担ぎとして試合前に会場のトイレ掃除やごみ拾いを行っていたりするのだ。“素手”でトイレ掃除をするチームもある。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。