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渋野日向子選手”フィーバー”も…スター選手の”消費”を見直す時期では

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渋野日向子Instagramより

 日本勢として42年ぶりに「AIG全英女子オープン」で海外メジャー制覇を果たした渋野日向子選手。各メディアは、若干20歳の新星の快挙を大きく取り上げ、まさに”渋野フィーバー”が列島を席巻中だ。

 その人気はプレイ以外にも及ぶ。渋野選手が全英女子オープンの合間に食べていた駄菓子「タラタラしてんじゃねーよ」は各地で品薄となり、製造元の「よっちゃん食品工業」(山梨県)には問い合わせが殺到したという。また、渋野選手が決勝ラウンドで着用していたアパレルブランド「BEAMS GOLF」のポロシャツはすでに完売。同社は渋野選手とウェア契約を締結しているが、そのほかのアイテムも品薄状態という。

 一部メディアによれば、渋野選手のCM出演などを含めたスポンサー企業の争奪戦が激化しているそうだ。”シブコ”の愛称で親しまれる、まさしくスタープレイヤーの誕生だ。

 しかし、渋野選手を取り巻く環境の変化はすさまじいものがある。とりわけ、メディアの姿勢については一考する必要があるだろう。

渋野日向子選手「一般人でいさせてって感じです」

 渋野選手は英国から帰国後、8月9日から8月11日まで北海道・札幌で開催された「北海道meijiカップ」に凱旋。やはり、多数のメディアが渋野選手の”シンデレラスマイル”を求めて会場に詰め掛けた。

 しかし、過密な試合スケジュールに加え、帰国後は時差ぼけも解消しないままテレビ番組にひっぱりだこの状態が続いていた渋野選手は、会場入りの直後から疲れを訴えていたという。初日には38度を超える発熱などの体調不良に。結果は13位タイと大健闘だったが、渋野選手の体調を考慮した日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は、各メディアに試合中の個人的な取材を控えるよう要請していた。

 全英女子オープンで優勝してから、たった数日――どこに行っても注目を集めるという急激な環境の変化は、相当なストレスをともなうだろう。また、連日の試合をこなしながらメディアの取材に対応する負担も、相当なものと察せられる。

 こうした状況の変化には、本人も戸惑いを隠しきれないようだ。8月16日~18日の日程で、渋野選手は長野県で開催される「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場予定。13日に現地入りしており、メディアの取材に対して体調の快復をアピール。そのうえで、「まだ(観光地には)どこにも行けていないんです。キヨキヨ(清々)したいので滝にでも行こうかな」と明るくコメントしていた。

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