
8月13日にオープンした「東京タピオカランド」(東京都渋谷区。筆者撮影/以下同)
日本中が今、空前の“タピオカブーム”に沸いている。都市部にはタピオカドリンク専門店が相次いで出店しており、テイクアウトした若者たちは、カップを片手に街を闊歩。その人気はとどまることを知らず、ファストフードやファミレス、さらには回転寿司チェーンまでもがタピオカドリンクの販売を始めているほどだ。
そして8月13日、ついに「東京タピオカランド」が東京・原宿に期間限定オープン(9月16日まで)した。主催は東京タピオカランド実行委員会、共催にはエンターテインメント事業をメインとするSTARS株式会社の名が。
STARSは2017年12月にも「東京アイスクリームランド」というイベントを開催しており、このときは“食べられないアイスの国”をコンセプトに、アイスをテーマとしたフォトスポットの数々を用意していた。つまり、“インスタ映え”する写真を撮ることにひたすら特化したイベントだったというわけだ。
しかし、今回の東京タピオカランドでは、実際にタピオカドリンクが飲めるだけでなく、最近流行りの謎解きアトラクションも体験できるとのこと。そこで、昨年夏に「THE ALLEY(ジ アレイ)」のタピオカミルクティーを飲んでから、タピオカの魅力に取り憑かれてしまったタピオカLOVEのライター(20代男性)が、オープン初日の東京タピオカランドに潜入してきた模様をお伝えする。
ウェルカムドリンクでいきなり“タピ活”スタート!
東京タピオカランドの場所は、JR原宿駅の表参道口を出てすぐの商業施設「jing」(ジング)の1階。この建物自体が今年1月にプレオープンしたばかりであり、まだテナントが入居していない状態なので、今回のようにイベントスペースとして活用されている。

ガラス張りでオシャレなjingの外観。東京タピオカランドの入り口はもう少し奥
さて、いきなり夢のない話をしてしまうようで申し訳ないのだが、東京タピオカランドには入場料が必要だ。ネットで1000円(税込/以下同)の前売りチケット及び、1200円の前売り優先入場時間指定チケット(例:8月13日の10~11時)に申し込めるほか、現地でも1200円で当日券を購入できる。
この日、筆者が東京タピオカランドに到着したのは13時半頃。オープン初日、夏休み、お盆、そして原宿駅前という条件が重なっていたし、混雑している予感しかしなかったのだが、意外にも待ち時間ゼロですんなりと入り口へ。スタッフに「今日オープンですよね?」と尋ねてみたところ、「さっきまでお客さん並んでたんですけど……」という返事だった。営業時間は10時からなので、ちょうど一段落ついたタイミングだったのかもしれない。
当日券の代金を支払うと、“ウェルカムドリンク”の引換え券を手渡される。ウェルカムドリンクもとい”ウェルカムタピオカ”は4種類。このイベントのアンバサダーである女子高生クリエイターのねお、ショート動画アプリ「TikTok(ティックトック)」、AbemaTVで配信中の恋愛リアリティーショー『オオカミちゃんには騙されない」とコラボした3種のドリンクに、東京タピオカランドオリジナルのドリンクを加えた4種のなかから、好きなものを最初に飲めるのだ。

選べる4種のウェルカムドリンクでおもてなし
なぜかまがまがしいダークな色合いをしたTikTokとのコラボドリンクにも惹かれたが、ここはオーソドックスに、東京タピオカランドオリジナルのものをチョイス。猛暑のなかやって来て、入場早々にこうして喉を潤せるのは嬉しい。しかし、残念なことにストローがついておらず、カップには氷が詰まっているので、肝心のタピオカを吸い出すのに苦労してしまった。
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