近隣トラブルに巻き込まれない物件探しのコツと効果的な防音対策

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安くできる防音対策

 引越しが難しい場合は、自衛手段を講じよう。耳栓や引越しと同様に、騒音被害者側なのに労力と出費を考えると悲しくもなるが、音のストレスと天秤にかけて、できる範囲で対応したい。手軽なものから紹介しよう。

 まずは100円ショップでも取り扱いのある防音・遮音テープを利用することだ。隙間テープのようなもので、ドアや窓と枠の間に貼る。効果の面から、他の対策と組み合わせるほうがよい。

 壁から音が来る場合の対策では、音のする壁側に、本棚や高さのあるタンスを配置する。これらは壁との間に1cmほど間を空けておくのがよいとされている。

 壁と床には、防音パネル、吸音シートといったものが500円程度から販売されているのでDIYで取り付けよう。虫ピンなどで部屋を傷つけずに簡単に設置できる。

 窓からの音には、防音カーテンを。サイズにもよるが2000円台から買うことができる。

 さらに窓からの騒音対策に、二重サッシ。賃貸でも設置できるものもある。窓ひとつにつき、工期は1日で費用は5~9万円程度となる。DIYで機密性の高いサッシも可能らしいが、かなりのレベルでないと難しいと思われる。

 防音対策は、外からの音も、自宅から出る音も軽減できる。騒音は被害者にも加害者にもなりえるので、こういった対策は有効だろう。どこに行っても何かしらの音は聞こえてくるので、自分や家族にとってマシな音、気になりにくい音を選ぶつもりでいるのがベストかもしれない。

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