石原さとみ『Heaven?』の視聴率が急降下したのは「可愛くない」からなのか?

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『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』公式サイトより

 石原さとみが主演を務める連続ドラマ『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)の視聴率や評価が芳しくないようだ。

 すでに放送済みの第6話までの視聴率を振り返ると、二桁に届いたのは第1話の10.8%と第5話10.0%のみで、8月13日放送の第6話に至っては7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)まで下がっている。

視聴率が落ちたのは石原さとみのせいなのか

 『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』は、1999~2003年に『週刊スピリッツ』(小学館)で連載されていた佐々木倫子の漫画『Heaven?』が原作。風変わりな人たちが働く風変わりなフレンチレストランを舞台にしたコメディー作品だ。

 訳あり人間たちが集結してレストランを開く物語は、連ドラの定番のひとつといえるだろう。石原さとみ演じる主人公・黒須仮名子は、美人で謎だらけで傍若無人でハチャメチャな言動を取り、従業員たちを振り回す役柄だ。しかしネット上では、「こういう石原さとみは求めていない」「ハデでうるさいのは疲れる」など彼女そのものへの批判もあり、ネットメディアをはじめとして、「石原さとみの人気が急落」「石原さとみが低視聴率女優に」といった記事も多数見受けられる。

 けれども、ドラマの視聴率がパッとしない理由が役者のせいだけでないことは自明。たとえば、石原が昨年主演を務めた連ドラ『高嶺の花』(日本テレビ系)にもいえることだが、黒須のキャラクターは現実味の薄い女性で、視聴者の“共感”を得ようとすると難しいかもしれない。また、登場人物が考えごとをする場面ではCGによって頭上にもう一つ顔が現れ、それぞれの心の声が語られる。背景に“諦観”という文字が現れることもあるのだが、これらの演出に対する視聴者の感想は、総じて冷めている。

 そのほか、ドラマ全体に散りばめられているギャグが、「時代遅れ」「笑えない」という指摘もあり、脚本や演出が噛み合っていない感がある。さて、視聴者の支持がやや低めなのは、主演・石原さとみのせいだろうか?

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