経済合理的なのはどっち?
Bさんは、もしもの時の保障支出を抑える代わりに、つみたてNISAを使って毎月3万3000円ずつ積立投資をすることにしました。拠出する金額は、18年間(現在のところ2037年まで)で712.8万円です。仮に年率3%で運用できたとすると、953.6万円になる計算です。世界株式に長期で投資する場合の期待リターンを年5~6%とみる専門家は多く、長期、分散、低コストを守れば、3%は難しいリターンではありません。
さて、今回のケース、Aさんはもしもの時のためにお金の減るお財布に1740万円も入れていき、結果、何事もなくよかったと1600万円をありがたがり、かたやBさんは、もしもの時のために88万8000円で安心を買い、税制優遇のある口座で運用する。どちらが経済合理的かおわかりになるでしょう。
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