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子ども服やおもちゃも「サブスク」で 時短と節約を求める母親に向けた育児関連サービス

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「Getty Images」より

 ものを所有することより、「好きなときに」「好きなものを」「好きなだけ」利用することに価値を感じる人が多くなってきている。

 一度買ってしまうと買い替えにくい高額なものや、服やコスメなどトレンドが変化しやすいもの、動画や音楽など制限なく視聴したいものなど、そのものを購入するよりも、利用する権利を買ったほうが便利と感じているためである。

 こういったニーズを満たしてくれるとして、今「サブスクリプション」が注目されている。サブスクリプションとは、一定期間、定額制でものを利用できるサービスのこと。メディアでは、略して「サブスク」とも呼ばれている。

 矢野経済研究所が公表した「サブスクリプションサービス国内市場規模予測」によれば、その市場規模は、2018年度から2023年度の5年間で1.5倍に拡大するとの予測もある。

時短を求める主婦を狙う

 映画やドラマなどで急速に普及し始めたサブスクリプションだが、近年、はその種類や形式も多様化してきている。とはいえ、電子チラシサービスを行う「Shufoo! (シュフー)」が、全国の既婚女性6,252名に、アンケート調査(2019年8月7日発表)を実施したところ、サブスクリプションを知っている人はわずか2.2%という結果だった。主婦の間ではまだほとんど認知されていないのが現状だ。一方で、「今後利用してみたいサブスクリプションサービス」という質問に多くの主婦が、時短系サービスに期待していることもわかった。

 主婦のなかでも、特に育児中の母親は常に時間に追われている。子どもに必要なものを選んだり、逆に何かを処分するだけでも時間がかかったりする。時間だけではない。購入したものを収納する場所に悩むことも多い。また、たびたび変化する子どもの好みや成長(サイズ)に合わせて、ものを買い替える必要も出てくる。当然、買い替えるたびに出費するため、育児にはお金もかかる。

 そんな母親たちのニーズを見越してか、近年は育児系のサブスクリプションサービスが増えている。「少しでも育児にかかる時間やお金を節約したい」という母親の悩みに応えるかのように次々と登場しているのだ。

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 では今、どんな育児関連のサブスクリプションがあるのだろうか。育児にかかる「時間やお金」の節約に一役買ってくれそうなサービスを紹介したい。

1. 無添加で体にやさしいおやつが届く「スナックミー」

 100種類以上の季節のおやつの中から、好みに合った8種類がセレクトされて届くサービス。4週に一度届くプランの場合、月額1,980円(税込、送料無料)で利用できる。少々高く感じるかもしれないが、どれも人工添加物や、白砂糖、ショートニング不使用の体にやさしいおやつだ。

 このサービスは、スナックミー代表の服部氏が「スーパーには自分が食べたいと思うおやつや、自分の子どもに食べさせたいと思えるおやつがない」と感じたことがきっかけで始まった。子どもの体にやさしい高品質なおやつを選びたい母親にとって画期的なサービスだろう。

 苦手なものは登録しておけば届かず、また食べたいと思ったものはマイページからリクエストが可能。配送タイプは「2週ごと」か「4週ごと」から選べる。1回目から定期便をスキップしてもいいし、キャンセルも可能なので、おやつがたまりすぎてしまうこともない。

2. 保育園へ紙おむつとおしりふきの持参が不要「ユニ・チャーム」

 紙おむつなどの衛生用品メーカーのユニ・チャームが、保育士人材サービスなどを手掛けるBABY JOB株式会社と提携して始めたサービス。2019年7月に開始されたばかりだが、すでに100カ所近くの保育所で導入されている。

 保育園に週5日登園する場合、月額料金は0歳児3,000円、1歳児2,800円、2歳児2,500円で、おむつもおしりふきも使い放題だ(各月額料金とも税抜)。

 保護者が毎日たくさんのおむつに名前を記入し、持参しなくてはならない保育園は多い。ユニ・チャームのサブスクを導入している保育園を利用すれば、おむつの準備や持ち運びの負担がなくなる。

 また、保育所がおむつの残数を入力すれば、自動的に足りない分が補充される。保護者だけでなく保育所にとっても便利なサービスと言えそうだ。

3. 着られなくなった子ども服をシェアしながら定額利用「KIDSROBE」

 月額980円(税込)で、好みの子ども服を8点から借りられるサービス。手元にある着られなくなった子ども服をシェアすれば、次回以降借りられる点数が増える(最大13点)。

 汚れてしまったり、気に入ったりしたものは返却不要。代りにシェアできる服を渡せばいいので、気楽に借りられる。

 配送料金は3カ月に1回、500円(税込)の支払いのみ。対象サイズは80~160㎝と幅広く、対象アイテムはトップス、アウター、ボトムス、ファッション雑貨、ルームウェア、浴衣、オケージョンアイテムと豊富。

 すぐにサイズが合わなくなる子ども服。毎月定額でシェアし合うことで、処分に困ることなく、さまざまなファッションをお得に楽しめる。

4. 経験豊富なプランナーが選んだ知育玩具が届く「トイサブ!」

 知育玩具のスペシャリストが、子どもの好みや月齢に合った知育玩具を選びだしてくれるサービス。0~満4歳になるまでの乳幼児が対象となる。4~8歳向けには、理工系のおもちゃに特化した「トイサブ!プラス」というサービスも2018年末から開始している。

 隔月プランの場合、おもちゃ点数は月額3,240円(税抜)から利用できる。月齢ごとにどんな知育玩具を選べばいいのか迷う人や、使わなくなったあとの収納場所や処分に悩む人に便利だ。

 使用後にアンケートがあり、次回以降の玩具のセレクトに反映される。利用するほど、より子どもの好みに合ったものが届くようになるのがうれしい。使わなくなった場合は返却すればよいので、収納スペースがスッキリ保てる便利なサービスだ。

5. 電子版の絵本が読み放題の「絵本ナビ プレミアムサービス」

 月額360円(税抜)で、スマホやタブレットなどの端末から、本屋さんで売っている250冊以上の人気絵本(電子版)が読み放題になるお得なサービス。さらに絵本ムービー、学習まんが、なぞなぞ、などのプレミアムコンテンツが見放題であったり、クーポンのプレゼントがあったりするなど、16個の特典がついている。

 また、読んだ本の中から気に入った3冊選び、年齢を選択すると、好みに合わせたおすすめ作品が表示されるという便利な機能もある。

 「絵本はたくさん子どもに読んであげたいが値段が高い」「収納場所や処分に困る」「移動中にも読んであげたい」という人に、便利なサービスだろう。

6. 子ども用メガネの交換や買い替えがお得「メガネスーパー こども安心プラン」

 月額1,000円(税抜)で、子ども用メガネのレンズやフレームの交換・買い替えがお得な価格で利用できるサービス。子どもの成長とともにレンズの度数が変化したり、フレームサイズが合わなくなったり、破損や紛失をしたりと、子ども用メガネは交換や買い替えの頻度が多い。

  「こども安心プラン」に登録していれば、何度でも交換や買い替えができ、出費を最小限に抑えられる。レンズの度数変更やフレームが破損した場合は半額で交換でき、紛失した場合も購入額の半額で新しいメガネを手に入れることができる。

 同プランの加入期限は小学6年生まで加入すれば、その後は無期限で利用できる。対象店舗は、ビジョナリーホールディングスが運営するメガネスーパー(ただし公式通販サイトでは利用不可)、メガネハウス、シミズメガネ、メガネのタカハシ全店。

 このような育児を助けるサブスクの利用は、子どもに必要なものの選択や準備、収納、処分の時短につながるだけではない。利用頻度の高いものほど、料金を抑えられる場合もある。サブスクを賢く利用すれば、家事や仕事に追われながら育児をする忙しい母親が、「時間とお金」を節約できるのだ。

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