サブスクリプションを利用するときに注意したいこと
定額で好きなものを好きなだけ利用でき、時短や節約につながるサブスクリプション。良いことずくめに思えるが、気をつけておきたいポイントもある。
1. 複数のサブスクリプションを利用しすぎていつの間にか浪費してしまう
サブスクリプションは時間やお金の節約になったり、専門家が意見をくれたりと、便利な面がたくさんある。月額の利用料金も安く、子どもの絵本やおもちゃ、服、食べ物など、複数のサブスクを利用したくなるが、注意が必要だ。
たとえば、利用料金が月額1,000円の安さだったとしても、5つ利用すれば5,000円。請求書が来た時に、初めて浪費に気づくこともあるだろう。
複数のサブスクリプションを利用する場合は、便利さや安さだけで判断しないほうがよい。「自分にとって本当に必要なものであるか」を考える必要がある。
2. 市場占有率の高いサブスク企業に依存しすぎると急な値上げに対応できない
さまざまなサービスを、市場占有率の高いサブスク企業だけに依存していると、利用料金の急な値上げなどに振り回されることにもなりかねない。
たとえばAmazonプライムの会員は、一部商品の配送料が無料になるだけでなく、動画コンテンツも見放題となるサブスクリプションである。子ども用品を購入したり、子ども向けのアニメを視聴したりと、利用することが当たり前の生活になっている家庭も多いだろう。
Amazonのような市場占有率の高いサブスクリプション企業が急に値上げした場合、利用が当たり前になっている人ほど、やめるという判断はしづらくなる。もっと安く利用できる方法があったとしても、サービスに不満がなければ、割高な利用料金を受け入れてしまう可能性もある。
3. 配送料の負担や解約時に手数料がかかる場合もある
サブスクリプションによっては、利用期間や決められた条件を満たさずに解約した場合、手数料がかかることもある。
前述のメガネスーパーの「こども安心プラン」でも、解約金を払う決まりがある。解約までに支払った利用料の総額が、同プランを利用しなかった場合の子ども用メガネ初回購入金額を下回った場合は、その差額を支払わなければならない。
また、利用するものを途中で交換できるサブスクの場合、返送や再配送が必要になる。配送にかかる料金は自己負担になる場合があるので、契約時に確認しておいたほうがよいだろう。
日々の忙しい仕事や家事、育児をいかに効率よくできるかは、母親たちにとって永遠の課題であり、悩みでもある。育児を助けるサブスクリプションは、「時短」「節約」という点で、母親たちの負担を軽くしてくれる救世主となるかもしれない。
(本記事は2019年8月現在の情報です)
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