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『24時間テレビ』にケンカを売り続ける『バリバラ』 その真意とは?

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『バリバラ』(NHK Eテレ)番組ホームページより

 8月24日から25日にかけて、毎年恒例のチャリティー番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が放送されるが、その裏で『24時間テレビ』に対して強烈な皮肉を浴びせる番組がある。

 障がい者をテーマにした情報番組・バラエティ番組『バリバラ』(NHK Eテレ)の特別編「2.4時間テレビ 愛の不自由、」である。

 『バリバラ』は現在、毎週木曜日の20時から放送されている番組だが、今回は『24時間テレビ』の真裏にぶつけるため週末に出張。24日の24時(25日の午前0時)から生放送を行う。

 『24時間テレビ』のみならず、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」にも引っ掛けた「2.4時間テレビ 愛の不自由、」という毒気に満ちたタイトルからして印象的だが、その内容も刺激的である。

 2012年に放送をスタートした『バリバラ』はこれまでも、障がい者の恋愛やセックス、また、ジェンダーの多様性といったトピックについて踏み込んできた番組。「2.4時間テレビ 愛の不自由、」でも、「ふつうに恋愛がしたい」と悩む脳性まひの方や、発達障害で異性との距離感に悩む方がスタジオに登場し、YOU、ジミー大西、アーティスト集団・Chim↑Pomのエリイなどのゲストを交えながらトークを展開する予定だ。また、身体を動かしながらLGBTQなどのジェンダーの多様性について学ぶ「ジェンダー体操」というコーナーも放送されるという。

『24時間テレビ』に対する『バリバラ』の挑戦

 『バリバラ』はこれまでも『24時間テレビ』の真裏で日本テレビのチャリティー番組に対して挑戦的な内容の放送を続けてきた。

 その始まりは、2016年にまで遡る。当時『バリバラ』は毎週日曜日の19時に放送されており(2019年度から木曜日に移動)、必然的に『24時間テレビ』のフィナーレの時間にかぶっていた。そこで構想されたのが「検証!〈障害者×感動〉の方程式」という企画である。この日の放送では、出演者全員が「笑いは地球を救う」とプリントされた黄色のTシャツを着込み、『24時間テレビ』を意識していることは一目瞭然だった。

 番組は、骨形成不全症によって2014年に亡くなったジャーナリスト・コメディアンのステラ・ヤング氏が「手がない女の子が口にペンをくわえて絵を描く姿、カーボンファイバーの義肢で走る子ども、こうした姿を見たとき、みなさんは『自分は人生は最悪だけど、下には下がいる。彼らよりはマシ』だと思うでしょう。私たちはこれを“感動ポルノ”と名付けました」とスピーチする映像から始まった。

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