米倉涼子がロキシー役でブロードウェイの舞台に立ったのは、12、17年に続き今年が3度目。ブロードウェイで主演を3回演じるのは日本人女優として初の快挙といわれています。その前の08年にも米倉は、ヴェルマ役に元宝塚トップスターの和央ようか、ビリー役に河村隆一などの配役の日本語版上演で主演。再演では本公演でもヴェルマ役を務めているアムラ=フェイ・ライトを迎えてロキシー役を演じており、ブロードウェイへのこだわりはともかく、ロキシー役に対する思い入れは間違いなく本物なのでしょう。しかし、ロキシー役の中で目についた魅力からは、むしろ自己主張が強いヴェルマ役を演じる米倉を観てみたいと感じます。
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実は、「CHICAGO」にほれ込みブロードウェイキャストらとともに舞台に立った日本人女優は、もう一人います。元宝塚トップスターの湖月わたるです。宝塚は過去に、OGによる「CHICAGO」を上演しており、その際ヴェルマを演じた湖月は実力と努力がブロードウェイのプロデューサーに認められ、15年の来日公演で限定出演しました。次に日本人女優がブロードウェイに立ったというニュースを耳にするときは、ヴェルマかも。それが米倉であっても湖月でもあっても、楽しみにしていたいと思います。