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ラルク好き20代ライターが婚活パーティー「ROCK婚!」に潜入! 謎のベールに包まれた恋の宴を完全レポート

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筆者の思い出の曲『Dearest Love』が収録されたL’Arc〜en〜Cielのアルバム『Dearest Love』(1996)

 「○○活動」を略した“○活”という言葉は、世の中にいくらでもある。例えば就職活動なら“就活”だし、筆者は先日、原宿に期間限定オープン中の「東京タピオカランド」(東京都渋谷区)にて“タピ活”してきたばかりだ。

 そんな筆者は、独身男性のまま20代の後半に差しかかっており、「そろそろ“婚活”に本腰を入れるべきなのでは」と考えることも少なくない。SNSなどで同級生の結婚を知ったときは、祝福する気持ちよりも焦りが先行してしまうのが正直なところ……。

 とはいえ、筆者は結婚願望が強いわけではなく、昔から“趣味に生きる”タイプの人間だった。一番の趣味は音楽であり、特に好きなのは、1990年代のバンドブームを盛り上げ、今でも現役で活躍しているロックミュージシャンたち。最新の音源を欠かさず聴いているのはもちろん、ライヴにも一人、あるいは同性のファン仲間と一緒に足を運んでいる。

 筆者にとって音楽は、恋愛そっちのけで没頭できる趣味なのだ。「モテないから音楽に逃げてるだけだろ」とツッコまれてしまったらそれまでだが、婚活なんて面倒でしかない。

 しかし、ある日Twitterのタイムラインに、「ROCK婚!」なる婚活パーティーの案内がリツイートで回ってきた。主に週末に開かれており、ターゲットはロック好きな男女。テーマは「X JAPAN」「GLAY」「90年代ヴィジュアル系」といった具合に毎回変わっているようで、確かに同じバンドのファン同士ならマッチングしやすいのかもしれない。

 しかも、近々開催されるという「ROCK婚!」は筆者の大本命バンドである「L’Arc~en~Ciel」(以下、ラルク)がテーマとのこと! 告知のバナーには“駆けぬけてよ時間切れまで 生まれつきのスピード狂なのさ”と、ラルクの代表曲『Driver’s High』(1999年)の歌詞が引用されており、なかなかにファン心理を煽ってくる。

 一度これに参加してみれば、婚活に消極的だった筆者のハートにも火がつくのではないか――。そこで今回は、8月18日に行われた「ROCK婚!」の体験記をお届けする。

ROCK婚!のプロフィールカードの質問事項は、意外とベタ!?

 この日も含め、「ROCK婚!」は25~45歳の男女が対象となっているテーマが多く、参加費は男性が5000円、女性が4000円(どちらも税込)。公式サイトから申し込むことができ、筆者の場合は当日の11時過ぎに、スタッフから最終的な人数確認のための電話がかかってきた。

 公式サイトには「服装の指定はございません」とあるが、婚活パーティーの経験がゼロの筆者は、フォーマルでいくべきか、カジュアルでいくべきか悩んでしまう。そもそも「ROCK婚!」自体、昨年の夏頃からコンスタントに開催されているのに、ネットで検索しても、参加者のレポートがほとんどヒットしないのだ。

 最終的に、せっかくラルクがテーマの婚活パーティーなので、ラルクのグッズを身にまとっていこうと決意。前述した『Driver’s High』の歌詞にも、“お気に入りの服に さぁ着がえたなら駆け出して!”とあるではないか。

 選んだのは、ヴォーカルのhydeがプロデュースし、昨年12月の東京ドーム公演「LIVE 2018 L’ArChristmas」にて販売されたTシャツ。黒地のボディだが、シルエットがゆったりしているため、夏に着ても暑苦しさは感じさせない(はずだと信じたい)。バンド名の代わりに“L’X”(ラルクリスマスの意)と大きくプリントされた、ファンにしかわからないデザインもポイントである。

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自撮り。のちに女性参加者から「ハットは清春(黒夢、sads)を意識してそう」と指摘されたが、ズバリその通りだ!(筆者撮影/以下同)

 さて、「ROCK婚!」の会場は、浅草にある発酵食専門レストラン「Hacco’s Table」(ハッコーズテーブル、東京都台東区)だ。ラルクゆかりの地というわけではなく、「ROCK婚!」は毎回この店を舞台としているらしい。パーティーは16時スタートだが、30分前には受付が開始され、事前にプロフィールカードを記入する必要があるということで、筆者は15時半過ぎに到着した。

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会場の「Hacco’s Table」。東京メトロ銀座線の浅草駅から徒歩7分ほどの路地にある

 まずはスタッフに氏名を告げ、参加費を支払う。その後、今回のパーティーではアルコールの提供もあることから、身分証で年齢チェック。ラルクのアルバム『AWAKE』(2005年)が流れる店内には、すでに3名の女性参加者が別々のテーブルに分かれて着席しており、筆者も席に通された。

 続いて、プロフィールカードの記入に移る。氏名、年齢、出身地……といった基本情報のほか、「好きなバンド」と「好きな曲」の欄もあるあたりは、まさに「ROCK婚!」ならではだろう。一方では「好みのタイプ」や「甘えたいor頼られたい?」なんて質問もあり、自分は本当に婚活パーティーに来ているのだと思い知らされ、鼓動が深く脈打つ(結局、恥ずかしいので空欄にしてしまった)。

 なお、「デートで行きたい場所」には「東京タピオカランド」と書いてみたくなるも、ネタが通じるとは限らないため自重しておいた。

パーティーの雰囲気は、ロックよりもむしろポップ?

 パーティー開始時間の16時を少し過ぎると、テーブルに軽食とファーストドリンク(瓶ビール、烏龍茶、オレンジジュースのなかから選択)が運び込まれた。この日は男女ともに5名ずつ計10人の参加で、各テーブルに1対1で向かい合う形だ。

 ラルクのライヴ会場では黒い格好のファンが目立ち、今回の「ROCK婚!」の参加者も半数は黒かったが、残りは白や赤、花柄の服装をしており、堅すぎずラフすぎずといった印象(パッと見た感じ、ラルクのグッズを着ていたのはまさかの筆者だけで、浮いていないか不安になった)。

 やがてスタッフが、国内外で何十本ものライヴを敢行しているhydeのソロ活動のアグレッシブさを称賛しつつ音頭を取って、ゆるいテンションで乾杯。ロックといえども、個人的な見解では「ラルク=文化系」というイメージなのだが、もしX JAPANやLUNA SEAがテーマの「ROCK婚!」だったら、「気合い入れていくぞー!」とアツいノリで乾杯するのだろうか?

 さぁ、何はともあれ、賽は投げられた。対面の女性とお互いのプロフィールカードを交換し、会話をスタート。出身地が近く、同じ路線を使っていることが判明したので、そこから地元トークに発展するかと思いきや、いつの間にかグルメの話に。というのも、目の前には軽食としてキムチの皿があるのに、相手のプロフィールカードの「嫌いな食べ物」欄には「辛いもの」と書かれていたからだ。

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軽食。上から時計回りにレンコン、キムチ、サーモン、味玉、鶏肉で、食べてみると見た目以上にボリューミー

 実は筆者も辛いもの(というよりはキムチのような漬物全般)が苦手なのだが、「僕はこれくらいの辛さなら平気です」と、変に強がりながらキムチを食べ進める。筆者の反応を見て相手も一口だけチャレンジするも、「やっぱり辛い」という感想だったので、余計なことを言ってしまったかと申し訳ない気分になった。

 15分ほど経過すると、スタッフから「男性の方には間もなくお席を移動していただきます」というアナウンスが。これは「連絡先を交換するなら今のうちですよ」という合図でもあるのだが、実際にどうするかは当然、参加者たちに委ねられている。

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