香取慎吾の地上波テレビ復活を実現した『スッキリ』、日テレなのになぜ?

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『スッキリ』は日本テレビの中でも“独立”した存在に?

 そして今年7月。「新しい地図」をテレビに出演させないよう、ジャニーズ事務所がテレビ局に圧力をかけた疑いがかかったとして、公正取引委員会はジャニーズ事務所に注意をしている。ジャニーズ側もテレビ局側もそのような圧力はないと否定し、公取委も証拠は認められないとして注意に留めたわけだが、このことにより今後は「新しい地図」の“不自然な不在”に視聴者の注目が集まることは必至だ。

 そんな中、どのテレビ局よりも早く『スッキリ』が香取慎吾の生出演を決めたのは、意外なことかもしれない。地上波テレビ局のなかでも、日本テレビは特にジャニーズ事務所と深い関係を築いている。ドラマ、バラエティ、報道のいたるところにジャニーズタレントがちりばめられており、情報番組では『ZIP!』『ヒルナンデス』そして『NEWS ZERO』、日曜朝の『シューイチ』にジャニーズタレントがレギュラー出演している。

 しかしテレビ局という巨大な組織が一枚岩なはずもない。前述したように『スッキリ』は、「GQメン・オブ・ザ・イヤー2017」の授賞式で「新しい地図」をカットしたが、出演者はわざわざ3人の名前を挙げ、番組の編集に異論を唱えていた。

 「天の声」を務める南海キャンディーズの山里亮太は、「香取さんとか草なぎさんとか、吾郎さんも」と3人がいたことをアピール。これに対し加藤浩次は、「そっか! 香取くんと草なぎくんと吾郎ちゃんも選ばれてるよね」と反応するが、結局VTRに3人は登場せず、「出てこないじゃん! なんだよそれ!」と険しい表情で怒りを表明したのだった。

 また、ジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受けた際の報道も、『スッキリ』は同局の他の情報番組とは一味違った。『news zero』『ZIP!』では、現時点で判明している情報を読み上げるにとどまったが、『スッキリ』では情報を読み上げた後、加藤浩次が自身の見解を述べている。

<ジャニーズ事務所に限らず、みなさんもう周知なんですよ。大手の事務所を独立したタレントは何年かテレビに出られなくなるというのは。僕は、テレビを見ている方でも気づいている方はいると思う。僕らもこういう仕事させてもらっていて、そういうのが暗黙にあるということがわかっている>
<これは、何十年前から決まってきた芸能界の歴史、テレビの歴史の中で、当たり前のように扱っているんだけど、今の時代で考えたら、ちょっともうおかしいんじゃないかという部分、僕は実際にある>

 香取慎吾の生出演は、ジャニーズ事務所とテレビ局の不健全な関係に疑問を抱く、加藤浩次をはじめとした番組スタッフの意向が関係していると見られる。

 香取慎吾と加藤浩次は、2002年放送の月9ドラマ『人にやさしく』(フジテレビ系)で共演した旧知の仲。香取慎吾の久しぶりの地上波テレビ出演で、香取と加藤はどのような会話を繰り広げるのだろうか。

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