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貯蓄の近道は「使って楽しいお金」から使うこと! 現実的なオーダーメイド家計バランスの作り方

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現金を見ると使えるお金の“現実”がクリアに

 たとえば、やりくり費が10万円だったとしましょう。1万円札10枚を目の前に置いて、それをどんどん分けていきます。食費を削りたくないという人の場合、たとえば5万円を取り分けます。残りは5万円ですから、それを日用品、美容・被服費、レジャー費、雑費……と配分しましょう。仕分けをするうちに、これだとちょっと予算が厳しそうだとなれば、食費に5万はかけ過ぎだろうか、それとも他の支出を見直そうか……というように、調整します。それを繰り返すうちに、自分用のオーダーメイド家計バランスが出来上がるというわけです。

  この作業をわざわざ現金でやるのには意味があります。現在はキャッシュレスでの支払いが注目されていますが、販売側の発表によると、現金だけの時よりも売り上げがアップしたというデータが出ているそうで、やはり現金を見ない支払いをするとより多額を使ってしまうというのが事実のようです。

 カード払いやスマホ決済にもメリットはありますが、それを選ぶ前に一度は1万円札を積み上げてみて、自分が実際に使ってもいい適正な金額のイメージを目に焼き付けておくことは大事でしょう。ここまでしか使えないのだと実感することが、ムダ遣いへのブレーキにもなるからです。

 こうして決めた配分は、誰かにアドバイスされたものではないので、言い訳ができません。もし、やってみて現実に合わなければ見直して、それを繰り返しながらよりよい配分にブラッシュアップしてください。貯めようと焦るあまり、非現実的な目安の数字に無理に当てはめて我慢しても「これじゃ足りない」と不満がたまるだけ。

 逆に、自分が使いたいお金を優先することで満足度が高い使い方ができれば、そういう不満は生じにくいものです。人に強制されるのではなく、自分が楽しくなるお金の使い方を心がけることで、無理なく節約もできるのではないでしょうか。

弱点を知ることも大事

 自分が満足できるお金の使い方をすると同時に、つい使ってしまう弱点を知ることも大事なポイントです。食べ歩きや美味しいものが好きという人に多いのが、「誘われると断れない」という声です。ファッションが大好きという人なら、インスタで見つけた新作や限定品を見るとどうしても手に入れたくなってしまうかも。特定のキャラクターグッズが大好きで、コンプリートしたい欲望に勝てない人もいるかもしれません。

 自分が「これには弱い」という弱点を意識したら、お金をなし崩し的に使わないためのルールを決めるのがいいと思います。先に決めた「自分が使って楽しいお金」の範囲に入るのかどうか。楽しいお金でなければ使うべきではないし、たとえ楽しいお金だとしても今月は予算オーバーになるなら翌月に回す。自分で決めた予算を守れなければ赤字となり、貯めるための道のりが遠のくだけだからです。

 それに、欲しいから買いたいというのでは、駄々をこねる子どもと同じ。先日、親が子どもにお金の大切さをどうやって教えるかについて聞いた話では、あれが欲しいと訴える我が子に対し、「なぜそれが欲しいのか、なぜ今買わなくてはいけないのか、本当に必要なものなのか」を説明させ、納得できたら買ってあげるそうです。ただ欲しいから買う、では子どもにも負けてしまいますよね。今使おうとしているお金は、ただ自分を甘やかしてるだけではないのか? という視点を持つことが、大人らしいふるまいなのではないでしょうか。

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