TOKIO史から抹消された山口達也
5月発売の「女性セブン」では、山口達也がリハビリに励んでいることや被害者女性が示談に応じたことなどから、「病気を完全に治療することを条件として、芸能界復帰を認めてもよいのでは」との意見が上がっていると伝えていたが、肝心なことは本人の意思だ。
山口はTOKIOへの復帰について「あり得ない」と否定し、「芸能界に私の居場所はないですから」と答えている。
確かに事件以降、各局のテレビ番組において山口達也の存在は完全に“抹消”されている。たとえば、6月に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では、「ジャニーズ年表」というジャニーズ事務所のグループの歴史を振り返るという企画があったが、TOKIOの歴史において、山口達也の存在は消えていた。テレビ番組でメンバーが山口の名前を出すことも一切ない。
山口達也が完全にアンタッチャブルな存在として扱われている背景には、各局によるジャニーズ事務所への“配慮”もあるのかもしれない。しかし、今後の展望として山口は「もう一度、人前に出たい」という夢があるそうだ。
<私みたいに大きな過ちを犯した人間でも、謝罪を尽くして反省して更生して、許されることができたら、もう一度、輝けるんだ、ということを世間の人に見てもらいたいんです>
ただ、「人前に出る」と言っても、芸能活動とは限らず、自分なりの表現の仕方を模索していくという。また強制わいせつについても、<相手のかたに対して謝罪の気持ちをいまだに持っている、と伝え続けること><私がやったことの謝罪は、一生し続けるものなんです>と語っており、すぐに何らかの表現活動をするわけではない。あくまでも<謝罪を尽くして反省して更生して、許されることができたら>ということだ。
何をもって彼の言う“更生”になるのはわからないが、山口が自ら何かを発信するそのときが、またいつか来るのかもしれない。
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