ソウルの日本人女性暴行事件に「日本男子も韓国女性を暴行しなけりゃいけない」 嫌韓演出は視聴者を喜ばせているのか?

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 また、23日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、コメンテーターの玉川徹氏もテレビ報道姿勢に反対の声を上げていた。

 番組では、韓国がGSOMIA(ジーソミア)を破棄したことで、韓国国内の世論が分かれていることを伝えたが、その流れで日本のメディアの報道について言及する場面があった。そこで玉川氏は、次のように意見を述べた。

「テレビは視聴率だから、韓国に『けしからん』と言ったほうが視聴率が取れるんだったら、そっち側の流れ、低きに流れる可能性があるんですよね。そうなると、やっぱりまた、それが国民の感情を煽っていく」
「そっちのほうが視聴率取れるからっていうかたちで流れていくようなメディアがあったら、僕は残念です」

 視聴率のためならなりふりかわまないテレビの“拝視聴率主義”は確かにあるだろう。しかし視聴者に迎合しているつもりで、モラルを逸脱した番組づくりを続けることは、社会の公器としての役割を大きく外れている。そもそも本当に、視聴者は“嫌韓”番組を好意的に受け止めているのだろうか。

 人が人を傷つける暴行事件、それ自体は許せないことだが、それを両国の政治的な対立に結びつけて、相手国や国民を罵倒する大義名分にしてはならない。いたずらに視聴者の感情を煽るばかりの番組づくりは、嫌韓派の誇る“日本の品格”を貶めるだけだ。

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